帰省

今日の天気 晴れのち曇り


毎月、下旬になりますと体調が良くなります。
月初めに抗癌剤の投与をうけますと中旬頃迄吐き気の症状に苦しみ、さらにその頃、白血球が低下して食事の制限をうけます。
下旬になりますとやっとそれらの症状も収まり、体調が良くなります。
先月の6月下旬、急遽帰省することにしました。4月に母親の七回忌の法事がありましたが、体調が悪く帰省することが出来ませんでした。
自動車で帰ることにしました。7月、8月の下旬は夏休みで道路や乗り物が大変混雑します。
故郷は北海道小樽市。新潟から小樽迄フェリーが出ています。
千葉県から新潟迄自動車で380キロメートル。小樽迄のフェリーでの船旅は18時間。翌朝4時30分に小樽港に着きます。
久しぶりに姉、弟が揃い、僕の体がやせ細っていないことに安堵して、それでは「食事に行くべー」ということで、小樽運河近くの中華料理店に行きました。
全員で5名。5名全員が還暦をとっくに過ぎています。
テーブルについて料理の注文が終わった途端、全員がバックの中をゴソゴソ何かを探しています。そして取り出したのが「薬」。
「アァ、お互いに歳をとったもんだ」と実感した次第です。


小樽から帰って来た翌日。7月1日。病院に行きました。
11回目の抗癌剤投与を受けるためです。今日は7月3日、そろそろ吐き気がして来ました。
第1回目の抗癌剤治療が始まってから1年になります。
自動車で帰省できたことは夢のようです。


公園に久しぶりにでかけました。公園は「花菖蒲」が終わり、「紫陽花」もそろそろ終わりです。もう、夏です。セミが鳴いていました。
昨年の今頃は、抗癌剤治療と放射線治療で、咽の痛み、吐き気で苦しんでいたときです。
来年の今頃はどうしているだろうか。



(日本海の夕日・新日本海フェリー・新潟から小樽)


















(小樽市内・天狗山から)

















(小樽港を出港するフェリー)
















(オタモイ)