「アヒル」のお話

今日の天気 雨


久しぶりの雨ですがいつもより暖かです。
平成7年(1995年)に起きた阪神大震災。今日で12年になります。阪神大震災で6434人がなくなりました。犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
又、近い将来、東海、東南海、南海地震が予測されていますが、防災、減災対策大丈夫ですか。
と、言いながら我が家の不十分な対策に毎日「地震が起きませんように」と祈り、ヒヤヒヤしながら過ごしています。


さて、公園の「上池」にいるアヒルの話題です。
「アヒル」だとか「ガチョウ」の話題。同じような話題が多くて近頃、少しウンザリするでしょう。書くほうもウンザリですが、でも今までとはちょっと違ったお話なんです。


「上池」にすんでいるアヒルの可愛そうな身の上を逐次ご報告して参りましたので、よくご存知だと思います。
初めて読む方はこのアヒルの身の上を、さっぱりご存知ないと思いますので、ざっと書いておきます。


「今からさかのぼる1年前は、二羽のアヒルが仲良く生活していました。夫婦のアヒルだったのかも分かりません。でも、そのうちの1羽がいなくなってしまいました。雄、雌どちらか分かりません。何日も同じ場所で残されたもう一羽のアヒルは鳴いていました。実に可愛そうなアヒルです。そんなアヒルを可愛そうだと思って、アヒルの先祖様に当たるマガモがお友達になるよう誘ったのですが応じませんでした。かなりショックだったようです。でも、そのうちマガモたちと打ち解け、いつも一緒に行動するようになりました」
これがアヒルの身の上です。なんとなくお分かりいただけたでしょう。



人間の世界にもこのアヒルを可愛そうだと思う人たちがいたのです。
それが僕たち夫婦です。僕たち夫婦のモットーは「小さな親切、大きなお世話」をすることです。
残されたアヒルを見て、なんとか元気づけようと「食パンの耳」を持って行くことにしたのです。
家内が近くのパン屋さんと顔なじみになりました。このパン屋さんに入るだけで「食パンの耳」を頂けるようになりました。
それを細かく切って可愛そうなアヒルにやるのです。


そんなことを繰り返していましたら、アヒルが近寄ってくるようになりました。
食パンの耳を持っていなくても、アヒルが近づいてくるのです。
ヒルが遠くにいても、われわれ夫婦の姿をみると必死になって泳いでくるのです。
どうしてわれわれ夫婦を認識するのでしょうか。アヒルが頭の良い鳥であることを初めて知りました。感激です。
こんなアヒルを見て、これからは手ぶらで公園に行くことが出来なくなりました。
朝食で食べている食パンを一枚あげようかなぁ。