小心者大賞

今日の天気 雨のち曇り



「今日は雨か。でもね、昨日よりあったかいね。今日も「暇が忙しい」一日になりそうだなぁ。暇つぶしに机にゴッソリ積んである本でも読んで見ようかなぁ。いやいや、そんなことをしたら眠くなってアッという間に「暇」が無くなってしまうんじゃないかなぁ。勿体ないよ。ナントか起きていて「暇」をつぶしたらどうなの」。
そんなことを僕は朝からつぶやいていました。それで、「今日一日どうなったの」って。ちょっと恥ずかしいのですが「銭湯」に行って時間を潰してきました。明るいうちにお風呂に入るのは贅沢な気分になりますから不思議です。銭湯は混んでいました。月曜日はポイントが三倍もらえるということと、雨が降っていたことが混雑していた理由です。小心者である僕は浴槽の隅っこで体を温め、体を洗うのも隅っこで小さくなって洗ってきました。他人に見られるのが実に恥ずかしいからです。


小心者と言えば、先日、ラジオで「小心者大賞」というもの放送をしていました。どんな人を小心者と言うのかという内容です。一番面白いものは「大賞」が与えられます。
で、今回大賞が与えられた小心者は次の方です。
《隣の駅まで切符を買いました。隣の駅に着き、改札口を出ようとしたら切符が見当たりません。あちこち探したのですやはり見つかりませんでした。どんどん冷や汗が出てきます。そのうち改札口には誰もいなくなってしまいました。駅員さんにどう説明したら判ってもらえるか悩みました。隣の駅、一駅から来たというとどうも「キセル」をしていると思われては心外なので三つ前の駅から来たということにして駅員さんに説明しました。それで無事改札を出ることが出来ました。余計な出費となりその日は憂鬱でした》という経験を持つ人が大賞を貰いました。笑っちゃいますね。


小心者の僕の経験から。
まだ会社に勤めていた時ですが、その時は電車通勤でした。電車は空いていて座ることが出来ました。次の駅の途中まで来た時、俄かにトイレに行きたくなりました。席を立つときに何か置いて置かないと次の駅でその席に座られてしまいます。折角座れた席です。カバンを置いて立つ訳にも行きません。ハンカチということもあったのでしょうけど、トイレに行くのには必需品です。そこで読みかけの新聞を置いていくことにしました。生憎、近くの席には誰も座っていません。次の駅に着き、トイレから戻ってビックリ。その席に人が座っているのです。新聞は棚に放ってあります。「あの〜、その席は私のですが」という一言が言えないのです。その席に座った人は多分座席に新聞が放ったらかにしてあるという認識だけで、人が座っていたなんて考えもしなかったのです。
僕は何も言うことが出来なかった上に、これも恥ずかしかったのですが、棚に放ってある新聞を取り、続きを読みました。新聞を棚から取る時に「新聞も取っていない家なのか」と思われないかと内心ヒヤヒヤしました。それから1時間以上も立ち続けましたが、その間、座っている人を睨み続けました。
さて、どちらが最大の小心者でしょうか。