【話の内容が急に変わって】
先日、家内と東京の代々木に電車で出かけました。今月から消費税率が8%になり、運賃は先月より40円値上がりしていました。そんな大事な切符を肌身離さずもっていました

帰りの切符も先月より40円値上がりしたものでした。切符をなくして駅員さんとトラブルになっては大変だと思い、行くときと同じように肌身離さず大事にもっていました。わが町のJR駅に着いた時、今まで大事にもっていた切符を自動改札機の投入口に入れました。その途端「ピンポーン」となってゲートが閉まりました。なぜか隣の自動改札機でも同じような現象がおこり「ピンポーン」と鳴りゲートが閉まりました。隣は家内です。二人そろって自動改札機の中で立ち往生している姿は、競馬場でこれからスタートする馬がゲートの開くのを待っているのと同じだとチラッと思いました。

駅員さんがすぐ駆けつけました。「どうしました」と駅員さん。「ハイ、値上がりした大事な切符を家内からもらい投入口にいれましたら、何故か自動改札機が不満のようで僕を通してくれません。なにが不満なのか自動改札機に聞いてくださいよ」と僕は言いました。駅員さんは大変恐縮した態度で自動改札機を調べました。そして「あの〜。投入した切符はこれですか」と言って僕に差し出しました。それは、昼食に食べた食券の半券でした。それには「生姜焼き定食・780円」と印刷されていました。「あの〜。お隣さんも同じでしょうか」と言ってすぐさま隣の自動販売機に行き、そこからだしたものは同じ食券の半券でした。それは「焼肉と野菜炒め定食」と印刷されて値段は僕より少し高い850円でした。

こんなことになるんだったら昼食をケチらないでフランス料理のフルコースでも食べてくれば良かったかと後悔しました。

切符を肌身離さずもっていたのは家内で、僕に持たせるとすぐどこにしまったのか忘れてしまうということで僕の切符も家内が持っていたのです。切符と半券は同じような大きさで駅に到着した時、家内は切符だと思い半券を僕によこしたのです。家に着いてから夫婦二人の残り少ない人生において二度と同じ恥ずかしい行為を繰り返さないように今後の対策について話し合いました。

これからは自分の切符は自分で持つことにしました。



袖ケ浦公園の八重桜】