姦しい

今日の天気 晴れ



暖かでしたね。秋の一日の〜んびりした天候。でも、我が家のパソコンの調子が悪く早朝からあちこちいじくりまわしていたのですが、今のところ復旧していません。最後の手段としてあちこちパソコンをたたいてみようと思っています。昔、ラジオをたたいたら声が聞こえてきたことがありますので、パソコンももしかしたらと思っています。この日記はもう一台の古いパソコンで入力しています。


昨日、電車で少し離れた町までパソコンのソフトを買いに出かけました。大きなパソコンショップがあります。その帰りの出来事です。帰りも電車です。その電車は座席が4人がけのボックス型でした。電車の中は空いていました。そのボックスに一人ですわり発車を待っていました。発車時刻が迫ってきましたら座席も殆ど埋まってきたのですが、なぜか僕が座っているところは空いているのです。あと、三人が座れるのですが。発車ギリギリで三人のご夫人が駆け込んできました。そして空いている席を目ざとく見つけ、僕の前に二人、そして横に一人が座りました。年齢は60歳代です。もう、結果はお分かりでしょう。


三人は大きなリュックを背負っていました。どこか旅行に出かけその帰りのようです。そのリュックを通路に置き、話始めました。
A「早く飲まないとぬるくなっちゅうわよ」。 
僕はてっきり駅の売店からジューでも買ってきたもんだと思いました。リュックから出したものは缶ビール。
B「そうね。早く飲んじゃおうかしら。本当にひさしぶり。1ヶ月のご無沙汰よ」。
C「私はね、昨夜以来よ」。
B「このビール、味が薄いわね」。
A「ホンと。日本酒のほうがよかったかしら」。
B「日本酒を飲んでいる姿って格好良いわね」。
C「私は毎晩、焼酎を飲んでいるの。焼酎もおいしいわよ」。
そして、おつまみに「するめ」を出しました。そうしましたら、「するめ」の匂いが僕の鼻を刺激しました。下戸な僕は酒の話には無関心ですが、「するめ」には非常に関心があるのです。同じボックスに座ったよしみで二、三本くらいくれるかなと期待したのですが、どうも女性軍は僕には無関心のようです。さらに女性軍の酒談義は続きました。僕は「女性の話題かよ。それも大きな声で電車の中でするなんて」と「するめ」をもらえなかった腹いせで大きな声で心の中で叫びました。


降りる駅に着きました。僕が席を立つと女性群が言いました。
「うるさくてごめんなさい」。
僕は温和な顔で言いました。
「酒談義、拝聴させて戴きました。ありがとうございました」と丁寧にご挨拶をしました。
僕は電車の中で読書をしていたのですが、とうとう集中できませんでした。一番良いところだったのに。また、読み返しです。そして、なんて運が悪かったんだろうと慰めておきました。