オーイ、雲さん。

今日の天気  曇り時々晴れ。


午前中は曇り勝ちで昨日よりひょっぴり涼しく感じました。そのせいか、公園には子供の姿が多く見受けられました。ヨチヨチ歩きの子から小学生までの子達です。男の子達は虫取りの網を持ってトンボや蝉などを追っかけていました。どうして男の子は虫が好きなんでしょうね。女の子達はその虫には目をくれません。女の子達は友達とお喋りに夢中です。




「オーイ、公園の上でノンビリ浮いている白い雲さん。今日はナンカご機嫌ですね。何か良いことがあったの。この広い空に君とお友だちちょっぴしかいないじゃないの。寂しくないかい。そうか、今、太陽さんとお話していたところなの。良いなぁ、実にのんびりして。今日も暑いね。雲さんは太陽さんに近いから凄く暑いんじゃないかと思うけどどうなんだろうね。高い所だから涼しい風が吹いているんでしょうね。そこから僕の姿が見えますか。そこからだと見えないかも知れないね。今、手を振るからね。どう、分った。そうか、あまり小さくて見えないか。これから何処まで行くの」。


「オーイ、雲さん。もう少し東の方に行くと孫が住んでいる家が見えてくると思うけど、今、孫たちはどうしているか教えてくれないかなぁ。夏休みに入って孫たちから何の連絡がないんで心配しているんだけど。元気で遊んでいるならそれで安心なんだけどさ。一番上の孫は毎日野球の練習をしているんだと思うけど、一生懸命練習しているか教えてくれないかなぁ。友だちと仲良く練習しているかどうかも知りたいなぁ。真ん中の孫も野球の練習をしているかなぁ。読売巨人軍の二岡選手のファンなんだ。ポジションはキャッチャー。「みんな、締まっていこうぜーっ」と言っているのが孫だからすぐわかると思うよ。まだ、小学三年生だけどね。一番下の孫は保育園にいるよ。保育園ではガキ大将らしいんだけど、いつも洟をたらしながら砂遊びをしているからこれもすぐ分かると思うよ。女の子を泣かしているんじゃないかと心配しているんだ。でも、保育園に好きな女の子がいるらしいんだ。好きな子の名前は教えてくれないんだけどね」。


「オーイ、雲さん。もう一人孫がいるけど方向が違うから次の機会にお願いするね。それに生まれたばかりだから、お母さんのおっぱいをお腹一杯飲んで昼寝をしている頃だと思うよ。それから三人の孫たちのことはついでの時でいいよ。夏の空を思いっきり楽しんでよ。青い空にノ〜ビリ浮いているのはそんなにあるわけじゃないでしょうから」。