エレベータ内の出来事

サルスベリ

今日の天気 晴れ。


又、又蒸し暑さが戻ってきました。昨日は涼しかったので今日の暑さは一段と身にしみます。


東京駅に着きました。総武線は東京駅地下5階に到着します。丁度目の前にエレベータがありましたのでそれに乗りました。エレベータは2基あります。10人ほどの人が乗り込みました。エレベータの中では誰もお喋りはしません。シーンと静まり返っています。モーターらしき音だけが聞こえます。地上1階まで上昇します。


突然、生理的な音が「プッ」と聞こえました。
我慢出来なかったのでしょうか。それともエレベータの少しの振動でどこか緩んでしまったのでしょうか。はたまた、エレベータの狭い密室の中で男女が寄り添って乗っていることに緊張しすぎたせいでしょうか。それから、それから、余りにも静かなエレベータ内の雰囲気を明るくしようと無理して出した音でしょうか。原因と誰が発した音なのか分かりません。


音が聞こえたその時から空気を吸うのやめました。音を発した人も多分空気を吸うのを暫くやめたと思います。狭い部屋の中ですからね。それに何故かおかしくて、おかしくて笑いを堪えるのにも必死でした。二重苦です。笑ってしまうと「アイツ、笑いでごまかしている」なんて思われますから。
地上1階に着き、扉が開きました。乗客はエレベータの中で起きた衝撃的なことに、「我関せず」といったような顔をして降りていきました。
後で思い出し笑いをしているかも知れません。


こんなことってあるんですね。テレビのコントで良く見かけますが。