「#$%&□?+」。
なんて言っているのか意味不明。が聞こえたように思えました。
その声で目が覚め、時計を見ると午前二時。
さて、さっきの声は夢の中で聞いたのか。それとも空耳か。草木も眠る丑三つ時。
さっきの声、聞きたくもあり聞きたくもなしで、暫く布団の中でジッとしていました。
そうしましたら、こんどは「ピッ」という音。こんどの音は夢でもなく空耳でもなく、
はっきり認識することが出来ました。
暫くするとまた「ピッ」という音。起きるのが億劫。また、また「ピッ」。
このままじゃ朝まで「ピッ」という音を聞いていなくてはならないということに気がつき、
やむなく床をはなれ、音を発している物を探しました。


テレビはいつも電源を外して寝ているので問題なし。ポットはお湯が沸いたら「♪ピ〜、ピ〜🎶」
とメロディーを奏でる。もしかしたらこれか。そこでポットの電源を抜き暫く様子をみていたら
またもやどこからか「ピッ」という音。ポットではないようです。


浴場か。我が家の風呂、風呂が沸くと「ピンポーン」という音とともに「お風呂が沸きました」
と親切に教えてくれる。
さっきの意味不明な「#$%&□?+」という言葉はもしかしたら「ピッ」という音とともに
「真夜中ですがお風呂が沸きました」と親切に教えてくれたのかも知れないと
思い浴場に行ってみたのですが真っ暗。


いつもなら楽しい夢をみている頃。眠気はどこかに行ってしまい、
ますます気持ちがたかぶってきました。


またもや「ピッ」という音。今度は上からその音が聞こえてくるのが分かり、
天井を見るとそこには「住宅用火災警報器」がついており、どうもこの警報器が怪しい。
踏み台に乗り、警報器に耳を近づけていたら「ピッ」という音。これで音の発生源が分かり、
ついでに警報器についている紐を引っ張ると「電池切れです」という声。


もしかしたら「#$%&□?+」という声は「電池切れです」か。そのあとは「ブッ」という
音で「電池切れだぞ。早く交換せよ」と教えていたのかも知れません。
でも、なんで電池切れを真夜中に教えなきゃならないのかと腹立だしい。
しかし、考えてみると真夜中に火災が発生した場合、警報器から何らかの声が発せられたとき、
「目が覚める」ということが分かっただけでも一安心。
真夜中に火災訓練をしたと思えば「まっ、いっか」。


早速この警報器を買った量販店に行き、電池を求めたのですが売っていない。
「注文になります」と店員。警報器は売っているのにその電池を売っていないのは
おかしいと店員とひと悶着。
先日の寝不足を店員に当たり散らしてきました。


1週間後。電池が入ったと店から連絡があり、電池を買い求め警報器にセット。
警報器についている紐を引っ張ったら「正常です」ときたもんだ。


正常に戻っても「#$%&□?+」という声は「電池切れです」という声であったかどうか
確かめようがありません。




袖ケ浦公園 アジサイ


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