我家の乗用車

水遊び

今日の天気 晴れたり曇ったり、時々雨。大型台風7号の影響が出始めているようです。
曇ったと思ったら雨。一雨の後は又晴れ。台風接近特有の天候です。


乗用車を修理に出しています。今度の故障は冷暖房の切替え装置が作動しなくなって「夏は暖房、冬は冷房」という状態になっています。窓を閉めて運転しますとサウナ風呂に入って運転しているようで、窓を開けて運転しても外気より暖かな風が通風孔より吹きつけてきます。


今の乗用車、すでに11年経過しています。走行距離16万km。
修理見積もり費用20万円以上。一般家庭のエアコン2台も買えそうな金額です。だからと言って我家ですっかり埃を被っている「クーラー」を乗用車に備えつけるわけにも行かず頭の痛いところです。
今年の秋は車検でお金が又出そうです。そんなこともあって早速セールスマンがきて今が「新車に変え時」と言ってカタログを置いて行きました。
年金で生活している僕にとって「新車」は贅沢。
会社勤めの時はことごとくノルマを達成できなかった劣等感もあり、本日、この車の走行距離は20万kmというノルマを自分で設定し、このノルマを是非達成するぞと心に決めた次第です。


時々、乗用車が僕に懇願します。
「そろそろ私をご主人様と同じように定年にしていただけませんか。あちこちにガタが出てきており、これ以上、ご迷惑をお掛けするわけにも行かず、後任には新車君をお願いしたいんですけど」。


そんな時は僕はいつも乗用車を元気付けます。
「今まで永い間本当にお世話になっているね。お蔭で世界が広くなった。君がいなかったら駅までの道しか知らなかったよ。北海道にも6回行ってくれたね。僕は会社に勤めた期間は40年余。君はたったの11年。僕の4分の一だよ。まだまだ動けるじゃないか。君に乗らない時はいつも寝ているほうが多くて、実質の稼動時間は半分にもならないんじゃないの。
僕についている「心臓君」なんか、生まれたときから働き尽くめで、先日も二、三分でも良いから休憩時間をくれと言ってきたけど、休まれちゃ困るから断わりましたよ。
それに「肛門様」。この肛門様は生まれた時から太陽を見たことがなく、一生に一度のお願いと称して「日光浴」をさせてくれとのたまわった。これは恥ずかしいことだからと言って僕は断りました。
それに比べりゃ、君なんかまだマシじゃないの」と元気付けます。
こんなんで乗用車は故障もなく、動き続けることが出来るでしょうか。まだ、まだ心配です。