体にやさしい体重計

今日の天気 晴れ


寒い日が続いています。一昨日は小雨。空を見ると東京の方は青空、上空はどんよりと曇って時々小雨が降ってきます。
そのうち、東京地方と同じような青空が広がっていくだろうと思っていたのですが、平素の生活態度が良くないとみえて、とうとう一日中すっきりしない天気となってしまいました。
こんな時は「温かい銭湯に行くベー」と言うわけで、健康ランドのお風呂に入りに行きました。


やっぱりお風呂は大きい方が良いなぁ。内風呂は縮こまって入らなくちゃいけないし、なんか風呂に遠慮しているようで情けない感じがします。銭湯は実にのんびりします。
銭湯には体重計が置いてあります。体重計に乗るとき、毎回、そっと優しく乗ってみるのですが、体重計は正直なもので体重のオマケをしてくれません。
「もっと痩せろよな。前回より重くなっているじゃないか。納豆しか食べていないのになんでこんなに太っているんじゃ。毎日、寝ては食うて、食うては寝ているグータラな生活をしているからこんなにブクブクと太っているんじゃ」と正直な体重計から口やかましく戒めのお言葉を頂戴しております。


ですが今回は違っていました。
体重計にそっと優しく乗りましたら、前回より3キログラムも減っているのです。体重計はオマケをしてくれないことは前に書きました。それに正直だとも。
「ウワッ、凄いんじゃ。キャベツダイエットをやっている効果がこうも早く出てきたじゃないか」と思いました。
納豆からキャベツに変えてみたのです。
お風呂に入ってもなんだか体が浮くように感じました。
サウナに入り大汗をかいて、体を洗って、気持ちも体も清々しいものになり、風呂場から上がってまた体重計に乗りました。
大汗をかいたのですから、体重計に乗るのが楽しみです。
そうしましたら、風呂に入る前に図ったときよりさらに2キログラムも減っているのです。
「ンッ。これって変」だと思いました。
なぜか体重計の上に「体に優しい体重計」・「メタボがすぐ治る体重計」など鉛筆で書かれたメモが置いてありました。
体重を量っていった誰かがこのメモを置いて行ったようです。
メモに書かれた内容に感心し、体重計を降りた途端、オバチャマ従業員がすっ飛んできて「故障中」と書いた紙を体重計に貼りました。
「喜ばせてごめんなさい」とオバチャマ従業員は僕に面と向かって言いました。
僕は体重を1グラムでも減らそうと、タオルも持たないスッポンポンの状態でした。
オバチャマ従業員は僕の肉体を見て、吐き気を催したかはたまた魅力を感じたか定かではありません。


家についてから体重を量りなおしましたら、400グラムしか減っていませんでした。
我が家の体重計は相変わらず「馬鹿正直」です。