「閑さや・・・」 

「ナデシコ」

今日の天気 曇り。


梅雨が明けた翌日、今日もカンカン照りかと思ったのですが、曇りでホッとしています。でも、蒸し暑さは変わりませんね。


公園では4、5日前くらいから「セミ」が鳴き始めました。「アブラゼミ」でしょうか。「ジージー」と鳴いています。チョット親しみがありますね。「爺ー、爺ー」とセミから呼ばれているような気がします。


このセミが鳴くとカンカン照りの夏が来た、という感じがします。セミ、青空、入道雲、そして容赦なく照りつける太陽。日本中、どこに行っても夏です。
で、セミが鳴くといつも思い出すのが、松尾芭蕉の「奥の細道」。その中で最も優れた句の一つに
   「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」
があります。
どうして、セミが鳴いているのに「閑さや」なんでしょうか。今日も公園でセミが鳴いていました。どっちかというと「うるさい」感じでした。もう一つ、何故、「閑さや」を「静けさや」と詠まなかったのでしょうか。それから、それからもう一つ、「蝉」の種類は何蝉でしょうか。 


高校時代の時、国語で「奥の細道」を勉強しました。国語の先生はこの句について説明をしたと思いますが、今でも疑問に思っているということは聞き漏らしたか、その時間に居眠りをしていたか、忘れてしまったかいずれかです。
今更、天国にいる「松尾さん」に電話で聞くわけにもいかず、未解決の状態です。


自分なりで解釈しているのですが、「今まで非常に静かだったが、セミが飛んできて鳴き出した。セミの鳴き出す前の静かな雰囲気がなお一層心にしみる。だからセミの声も一段と印象に残る」ということでしょうか。セミの種類は寒い地方にいる「春蝉」だとうれしいのですけど。生まれ故郷の蝉は「春蝉」でしたから。山形も寒いところです。