雨の日に思うこと。

コスモス

今日の天気 雨のち曇り
久しぶりの雨のような気がします。炎暑から開放されて今日は涼しくなりました。朝方、雨が降っていましたので、通勤、通学にはお気の毒です。雨の降る時間帯を少しずらしてもらえば、雨の人気が益々高まったのに。


それにしても濡れた傘を持って電車に乗るのは、大変迷惑な話ですね。
いつも利用している駅ですが、この駅のプラットホームの屋根が途中までしかなく、ホームの前後は雨が降った場合、傘を差して待つことになります。風が吹いている時などは傘は役に立たず、ズボンはビショ濡れになります。折角アイロンをかけて作ったズボンの折り目がなくなり、丸太ん棒のようなズボンになります。サラリーマンの基本的なスタイルがこれで半分が台無しになります。


電車が入ってくると傘が飛ばされそうになります。ドアが開く寸前に傘をすぼめるのですがこれが又大変、いかにして雨に当たらないで電車に乗り込むか。そのタイミングをつかむのに気を使います。さらに、電車の床はすでにビショビショになっていますので、滑ってころばないように気を使います。転んだりした時、「アァ、あのオジサン、転んだりしてミットモない。可哀想に」と変な同情心を起こさせないように気を使います。


電車に乗ってから傘をたたみます。今の傘、便利になったと言えば便利ですが、ワンタッチで傘が開くようになっています。このワンタッチボタン。電車の中がウッカリ押してしまうと大変なことになります。「あのオジサン、電車の中で傘を差してどうするの」と顰蹙を買います。そんな経験を活かしてワンタッチボタンに触らないように気を使いながらたたみます。


電車の中は混んでいます。折りたたんだ傘がズボンに当たります。隣にいる人の傘もズボンや上着に当たります。それでもジッとしています。お互い様ですから。
電車を降りる頃は、上着、ズボンは雨でよれよれになっています。こんな状態で降りる人があちこちに見受けられます。これでサラリーマンの典型的なスタイルはすべて台無しです。


こんなスタイルになった時、一日、雨が降っていれば問題がないのですが、午後晴れた時が一番恥ずかしいことになるのです。
よれよれの上着にズボン。これを着て歩くのですから他人の目が気になります。
多分「あのオジサン、うだつのあがらないサラリーマン。何を楽しみにして生きているんだろう。まだ、独身なんだ。可哀想に」と思われているのではないかと気を使います。


退職して雨の日に電車に乗ることもなくなりましたが、雨の日に通勤している後輩のサラリーマンのためにお願いしておきます。
一日も早く、プラットホームの屋根を延長してください。
それから傘を入れるビニール袋を駅舎に用意してください。
ビニール袋は必ず持ち帰るように徹底させますので。