5月しょっぱなの出来事

今日の天気 晴れ

5月になりました。今日から大型連休です。僕は退職してからずっと超大型連休が続いていますが、
時たまスーツを着て外出することがあります。


昨日も出かけてきました。暑かったですね。スーツはまだ冬用。加齢とともに皮膚感覚が鈍くなってくると言いますが、
ウソですね。冬用のスーツを着ても暑さを感じないのではないかと思ったのですが、若い人と同じくすごく暑く感じました。
おかげ様で電車の中で熱中症になって倒れることなく無事に帰宅することが出来ました。帰宅してから思ったのですが、
電車の中で熱中症になって倒れたらその日の夕刊に「高齢者の熱中症・電車の中で倒れる」
「夏日が続くなか、厚手の背広・モモヒキを着用」なんて掲載されたらと思いますと、ぞっとしました。


JR山手線は冷房が入っていましたが、それでも暑く感じました。冬用のスーツを着ているのですからちっとやそっとの寒さではびくともしません。
暑さに耐えてじっと座っていました。ある駅に到着し、ドアが開きました。ドアの前には背の低いオバアチャンがいました。
僕はオジイチャンですが、こんなことを書くのは大変失礼だと思いますが、可愛いオバアチャンでした。
そのオバアチャンの前に乳母車がありました。
オバアチャンと乳母車。なんとも不釣合いです。オバアチャンが乳母車を押して電車に乗り込もうとした時、
電車とプラットホームに段差があったため乳母車が電車にぶつかってしまい、その衝撃で乳母車の覆いが開いてしまいました。
その時、乳母車に乗っていた「モノ」と目が合ってしまいました。
てっきり乗っているのは赤ちゃんだと思ったのですが、それは「犬」だったのです。


オバアチャンは落ち着いたもので、乳母車を電車に中に入れようと手伝ってくれた周囲の人に
「あれ、見つかっちゃった。折角、かくして乗り込んできたのに」と悪びれもせず言いました。
乳母車に乗っていた犬は、僕と目が合ったとき「ありゃ見つかってしまった。乗車違反をしてしまい何とも申し訳ありません」
と言ったように思えました。


電車の中では犬は一言も声を発しませんでした。オバアチャンは二度と乳母車の覆いが開かないように必死に押さえていました。
乗客も知らんぷりをしていました。僕に電車の中で犬のことを忘れて熱中症にならないように必死に暑さを我慢していました。
目的地に着き電車を降りました。その後、オバアチャンと犬はどうなったか分かりません。




[袖ケ浦公園の近況]
(「フジ」が咲いています)


(ナガミヒナゲシ)


(「スイレン」が咲きました)


(「カタツムリ」もお目覚めです)