「カメのお話」実話

今日の天気 雨


今まで「ずる休み」をしていた梅雨がここにきて急に働きはじめました。
僕もしばらく日記を「ずる」していたので、そんな僕から「ずる休み」なんて言われたくないよと梅雨の声が聞こえてきそうです。


二日ほど前のことです。
また、カメのお話です。又カメの話かという声も聞こえてきそうですが、今までのカメのお話は一部想像を交えて物語風に書いたものです。
ですが、今度は実話です。読んでいただけますか。将来ご参考になればと思い書きました。


最初の文章に戻りますね。
二日ほど前のことです。
今にも雨が降りそうな空でした。雨が降る前に公園を歩いて来ようと出かけました。
毎日、公園では同じコースを歩いていますので、今日は違った道を歩いてみようと横道にそれ階段を降りたとき、階段の下に大きなカメがいたのです。
そのカメは前足、後ろ足を動かし土の上を泳ぐような仕草をしていました。
てっきり、階段をよじ登ろうとしているのかと思いましたが、どうも様子がおかしいのです。
もしかしたら、産卵したあと土をかぶせているのではないかと思い、土をほじくってみましたら「卵」が見えました。
今は産卵の時期なんでしょうか。それにしてもカメの短かく太い足で、固い土に穴を深く掘る足技には驚きです。


この様子を興味深く見ているもう一人のオジサンがいました。
「やっぱり卵を産んでいましたか。先日もね、丘の上の方でカメが産卵しているのを見つけました。その丘はカメが卵を産む場所じゃないですよ。今も固い土の中に卵を産んでいるのは普通じゃないですよ。近く地震がありますよ」とオジサンは「俄か地震学者」になりきり、きっぱりと言いました。
ナマズ地震を予知できる人もいるんだから、カメの産卵で予知できる人いてもおかしくないと思い、早速「飲み水」の準備をしました。
地震がきてからでは遅すぎますので、確信はないのですがご参考になればと思いお知らせいたします。



[産卵後のカメ]