キジバト

今日の天気 曇り


夕方になって雨が降りそうな気配です。明日は雨でしょうか。



朝早く新聞を取りに行きましたら、庭に何か動くものがいました。一瞬、ギクッとしました。まだ、空は薄暗い状態でその動いているものが何であるか分かりませんでした。よく見ましたら「ハト」です。近づいても逃げようとしないのです。我が家の庭を散歩でもしているようです。人間にとってはネコの額ほどの広さですが、ハトにとっては丁度良い広さなのかも分かりません。何かを啄ばんでいます。散歩と同時に朝の食事をしているようです。


それからが大変。ハトが食べるものはないかと家中探しまわりましたが、適当なものがありません。大体ハトは何を食べるのかが分かりません。僕がまだご幼少の頃、母上から教わった童謡を思い出しました。「ポッポッポ。ハトポッポ。豆が欲しいかホラやるぞ、みんなで仲良くたべに来い」だったかどうか忘れましたが、そうだ、豆だと思い豆を探しました。豆なんかお正月の時に買うぐらいですから、ありっこないんですが少しは食べ残したものがあるんじゃないかと探しました。やはり今年のお正月に全部食べてしまったようです。それに豆と言ってもどんな豆を食べるのか分かりません。大豆、小豆、うずら豆、ソラ豆、納豆。覚えている豆の種類を全部頭の中に表示させました。


まさか納豆が大好物だったりしては大変です。我が家の朝食用に大事に冷蔵庫に保存してあるのです。ハトに「納豆はお好きですか」と聞いて「大好物」だといわれたら出さざるをえなくなります。そこで納豆のことはハトには伏せておいて、その代わりご飯をてんこ盛りにして庭の隅に置いておきました。ご飯ばかりじゃ喉が詰まると思い、水も別の容器に入れておいておきました。


このハト、種類は「キジバト」のようです。
キジバトは地上に下りてウォーキングをしながら、落ちている種子、果実などをついばんで食べる。豆類やムカゴなどを好む。豆畑やナガイモ畑で被害を与えている。低木の小果実もよく食べる。主として植物食であるが、昆虫やミミズなどの動物質も食べる。とありました。


しばらくして行って見るとてんこ盛りのご飯には口をつけなかったようで、てんこ盛りの状態でそっくりそのままありました。やはり、ご飯の上に納豆を乗せてあげればよかったかなぁと悔やんでいます。それからキジバトの姿は見ることはありません。