「無子高齢化」の社会

今日の天気 晴れ。


久しぶりの五月晴れ。そして今年最後の五月晴れのようです。初夏のような天候でしたが、木陰に入ると爽やかな風が心地よく感じます。
今日も公園のことを書きます。
晴天の時は、カメが岩に上がって甲羅干しをしています。又、倒れ掛かっている樹木で甲羅干しをしているカメもいます。公園は平和です。水面からちょこっと顔を出して泳いでいるカメもいます。公園はノンビリしています。



カルガモ親子が食事をしていました。時刻はもうお昼です。母親を先頭に11羽のひな鳥が向こう岸から泳いできたのです。今日は天気がよく、風もなく波は静かです。ひな鳥にとっては長距離を泳いできたことになります。一列に並んで泳いできました。餌はひな鳥だけ食べて、親鳥は首を長くして辺りを警戒するだけです。人間も是非見習って欲しいものです。いつも、その餌場ではガチョウたちがいるのですが、カルガモ親子が来たということでガチョウたちは遠くから見ているだけです。鳥の仲間という意識があるのでしょう。
カメにしても同じ岩にカルガモなどの鳥が来ても逃げようとしません。これもなにか仲間意識的なものがあるようです。人間が近づくとすぐ逃げてしまいますが。



さて、ガチョウの卵、その後どうなったか見てきました。
一羽では抱えきれないほど産卵して、ガチョウの体からはみ出した卵は太陽の熱で孵化させようという魂胆がありありと伺えるのですが、今日はなんと三羽のガチョウが卵を抱いていました。
それでも抱え切れません。一羽じゃとってもこれだけの卵から孵化させるのは無理だということになり、今日から急遽三羽で対応しようということになったのでしょう。
それにしてもこの卵、一羽の親鳥か産卵したのでしょうか。40個ほどあります。一羽の親鳥が産卵したとなれば三羽で卵を抱く光景はほほえましいということですが、数羽が産卵したとなれば大問題です。親権の放棄です。でもね、もう少し計画的に、そして真剣に育児問題に取り掛かってもらいたいものです。毎年、産卵すれど孵化しない状態が続いているのですから、ガチョウの社会は少子高齢化どころじゃなくて「無子高齢化」でひどい社会になっているのではないかと心配しています。