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近頃、日記はボチボチ書くようになりました。いつもなら暇で忙しい体ですが、近頃何かと野暮用が多く、なかなか日記を書く時間がないのです。
昨日は、孫から電話がかかってきてどこかにつれて行けと言うのです。
小学三年生で、今から学校をサボって爺さんと一緒に「不良」でもするのかと思いましたら、土曜日が父兄参観日で、その代わりに昨日の月曜日が休みだそうで孫も何もすることがないというのです。
何もすることがない辛さは良く分りますので、お互いにいたわりあいながら何処にいくかを協議しました。
ディズニーランドは混んでいて疲れるし、マザー牧場は山の上にあるから疲れるし、千葉にあってもドイツ村は広すぎて疲れるし、いつも行っている袖ケ浦公園では大人が必死になって遊べるところはないしで、結局は映画に行くことで合意しました。
さて、その映画、何を見るかで又、協議を始めました。
「ドラえもん」・「クレヨンしんちゃん」孫からのリクエストです。
コンナのどうだろうか。「県庁の星」・「タイフーン」これは僕からのリクエストです。
お互いに見たい映画を言い合ってなかなか決まりません。
爺さんも孫も両方が分る映画「ナルニア国物語」ではどうかということになり、それに決まりました。
映画館は寝るには丁度良い場所です。部屋は寒くもなく、暑くもなく適温に調整されています。それに暗くなりますから、自然に眠くなります。イビキをかかなければ寝ていることは誰にも分りません。寝ていて孫とお付き合いが出来るのですから、こんな良いことはありません。と、思いましたが、映画は面白くてとうとう最後まで見てしまいました。
「今回はオジイチャンは寝なかったね」と孫が言いました。
映画に行くといつも寝ているのを知っていたのです。
そんなことで昨日も遅く帰ってきました。孫に遊んでもらった僕は、疲れて何もすることが出来なくなり、家に着くとすぐ寝てしまいました。
その日の手帳には「孫と映画に行った」と一行だけ書いておきました。
