グリーン車余話

今日の天気 曇り時々雨。風が強く吹いています。


(昨日の続き)
痴漢騒ぎに巻き込まれたら大変なことになると、自分勝手にいろいろと想像して、結果として「快適なグリーン車」に乗ることにしたのです。
でも、その日はグリーン車に乗る前までは快適と思っていたのですが、乗ってから「最悪」のものに変わってしまいました。


グリーン車は2両で、そのうちの1両の2階に乗ることにしました。階段を上がって行きましたら、上がってすぐのところに座っているオバチャンと目が合ってしまいました。(僕はオジイチャンです)
不吉な予感がしました。オバチャンは一人でなく、偶数の4人です。座席2つ占有して、向かい合って座っています。電車が動いてからすぐ、オバチャン一人、一人が、今までの長い人生経験の一端を披露し、そして身近にいる嫁を批判し、買い物の金額と品物の良し悪しの話が延々と続きました。
お互い夢中になっているせいか大きな声です。それに次から次へと話題が変わります。話の内容からその場で結論を出さなくても良いものばかりです。「アッ、そう」というものばかりです。聞き耳を立てなくてもオバチャンたちの話は聞こえてきます。


自分の座席の頭上に赤ランプが点灯しています。今まで見たことがないものです。
他の座席に緑のランプが点灯されているものもあります。これがSuicaを利用した「グリーン車Suicaシステム」なのだそうです。これを利用することにより車内の改札を省略するんだそうですが、このシステムを導入した理由が良く理解できません。
極端な言い方をすれば、乗客にこのシステムの操作を負担させ、JR側の検札の負荷を軽減させているだけで、乗客に何のメリットもないような気がします。せいぜい、乗客にとってよくなったのは検札がなくなって、気兼ねなく寝ていられるということでしょうか。
でも、従来の方法でも車内の検札が早く来れば、その後はゆっくり目的地まで寝ることが出来ます。従来はウトウトしている状態で「もし、もし検札を」と遠慮なく言われて、不愉快な思いをしたことがあり、「何で早く来ないんだ」と心の中で叫んだこともあります。
このシステムを利用する乗客にはグリーン券の割引、又はポイントカードの発行などメリットがあってもよいのではないかと思います。


グリーンアテンダント」まだ、耳慣れぬことばですが、グリーン車担当の車掌さんのようです。従来とどう変わったのでしょうか。今までの車掌さんは男性でしたが、今度は女性です。男性の乗客からみると車内が和らいだ感じがするのですが、女性の乗客からはどのような感じを持つでしょうか。従来のオジサマ車掌から若い「イケメン」車掌に変えてあげれば女性のグリーン車ファンが格段に増えると思いますが。


グリーンアテンダント」の女性車掌様
お願いがあるのですが、あのグリーン車の隅っこでお話しをしているオバチャン4人組のお口を封じていただけませんか。
折角、グリーン車の検札がなくなって落ち着いて寝られると思いましたら、あの機関銃のように次から次へと飛び出してくる銃弾のようなお喋りにはひと時も安眠できません。
同じ女性としてあのオバチャンたちに注意をすることは、火に油を注ぐことになりはしないかと心配をするのですが、是非、グリーン車に乗っている人全員に安らかな眠りを与えるためにも「黙れ」と注意して欲しいのです。すでに僕が乗車してから40分経ちますが、話題が途切れることがありません。このままだとまだまだ話が続きそうです。
僕の目的地東京駅に着きました。とうとう一睡も出来ませんでした。本を読んでもさっぱり頭に残りませんでした。二度とあのオバチャンたちと合わないようにと神様に祈りました。


(この日記を書いている途中で、同じようなことを日記に書いたような気がしましたので調べてみました。ありました。こちらもご参考にご覧下さい。これで二度目です。
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