男の子

ハナスオウ

今日の天気 曇り後雨。


近所の家の前に若い婦人とその子供と思われる人たちが沢山いました。
暫く経ってから外出した時は、誰もいませんでした。
それは3月の終わり頃です。


いつも8時半頃我家の前を幼稚園の送迎バスが、エンジンの音を響かせながら通るのですが、それが4月になってからぷっつりと途絶えてしまいました。
そのバスの中には近所の家の男の子が乗っています。人になつき、元気な男の子です。
その男の子には二人のお姉ちゃんがいます。二人のお姉ちゃんも元気に「挨拶」をする良い子たちです。 id:h-kawa0619:20050425(idをクリックしてください)
そういえば、昨年の今頃、「来年、僕は小学1年生になるんだ」と言っていたことを思い出しました。
そうか、今年は小学一年生になるんだ、だから送迎バスが来なくなったんだと思いました。


そう思いながら、近所の家の前を通りました。その家は空き家になっていました。
3月の終わり頃、この家の前に人だかりが出来ていたのは、男の子とのお別れするために集まっていたのです。僕もその男の子にお別れの挨拶をしたかったと思いました。
なぜかこの男の子の印象が強く、元気な姿が忘れられないのです。
どこかで「ピッカ、ピカの小学一年生」として、元気良く学校に通っていることでしょう。


息子から「男の子が生まれた」と電話がありました。
これで孫が4人で、4人とも男です。早速、産院に出かけました。男の赤ちゃんだけあって泣き声も大きく、すぐ孫だと分りました。
母子とも元気で、初対面の孫を見たときは涙が出ました。
「初めまして、僕がオジイチャンです」と名乗りましたが、孫には通じなかったようで泣き出すだけでした。
この子の人生が、「この世に生まれてきて良かった」というものであって欲しいと願わずにはいられませんでした。