風邪(その2)

枯葉

今日の天気 曇り


昨日とは打って変わって涼しくなりました。少し風がありますが大変しのぎやすい天候です。
過ごしやすい天候になりましたが、相変わらず体調がよくありません。鼻水は出るし、咳も出るし、声はだんだん鼻声(美声)に変わってきました。
そんな状態ですのでかかりつけの医院に行ってきました。


ここの先生は80歳位ですが、矍鑠(カクシャク)としています。体型もスマートで「太りすぎですから、痩せなさい」という言葉に説得力があります。自ら率先して実行している先生のように思われます。「タバコは害です。吸ってはいけません」と患者に言っている先生本人がタバコを吸っている医者とは違います。


先生「どうしました?」
「鼻水、咳がでて、それに喉が痛いのです」
風邪だと思っているのですが、先生が診断する前に「風邪です」と言ってしまうと先生の立場がなくなりますので、診断が終るまでジッと我慢をしていました。
先生「風邪ですね」
あ〜、やっぱりね。と思いました。
「やっぱり風邪ですか」
と、言いました。これで二人の関係は当分上手く行きそうです。
先生「お薬を出しておきましょう」
「ありがとうございました」と言って診察室を出ました。
ついでに「先生が風邪に罹った時、自分で治すんですか」と聞きたかったのですが、余計なことを聞いて先生との間がまずくなってはいけないので、これもジッと我慢しました。


薬が出ました。先生の印象が良かったとみえて、沢山薬が出ました。
細菌感染症の薬、痛みを抑える薬、炎症を抑える薬、胃腸の働きを良くする薬、咳を鎮める薬、アレルギー症状を抑える薬、喉の痛みを抑える薬などなどです。
その他に朝夕飲んでいる血圧を下げる薬、コレステロールを抑える薬とあわせると、これでお腹一杯になりそうです。


診察室に入れ替わり立ち替わり患者が入って行きます。高齢者が殆どです。先生も大変だなぁと思います。
診断のほかに患者の話を長々と聞いている場合もあります。次の番だと思っていても20分、30分も待たされる時もあります。それが又、先生の良いところです。