見なかったことに。

「八重桜」上池周辺

今日の天気 晴れ。「春 爛漫」。暖かな天候が続きます。


さて、公園は菜の花はすでに切り取られ、ソメイヨシノ桜は散って、今は八重の桜が最盛期を向かえています。これから五月の初めまでは若葉の季節で、一年を通して今が一番良い季節のように思えます。


その後のガチョウの卵。産卵してからそろそろ一ヶ月。孵化の時期を迎えようとしているのですが、相変わらず巣には親鳥は不在です。何故か二つあった巣が一つになっています。卵も散乱している状態です。親鳥はどのガチョウなのか判別がつきません。卵を抱いているのは白いガチョウであったり茶色のガチョウであったりしますので、多分交代で抱いているのでしょう。それにしても母親鳥、父親鳥の判別がつかないのも困ったものです。ガチョウの仲間ではもちろん、誰が母親か父親かは分かっているでしょうけど。


しばらく、親鳥が不在の巣を見ていましたら、いつも11羽の集団で行動を起こすガチョウたちですが、ときたま一羽が加わって12羽になることがあります。(その一羽は仲間はずれにされているガチョウなのかも知れません)。そのガチョウが卵を抱きに来たのです。他のガチョウに見られたら追いかけられます。巣には他のガチョウの姿がないことを良いことに、自分も卵を抱いてみたくなったのでしょうね。ところが卵を抱こうとした時、一個の卵が転がりだし岩の間に入ってしまったのです。さぁ、大変です。そのガチョウは嘴で卵を岩の間から出そうとしているのですが、そう簡単に出るものじゃないです。卵は丸いし、それに大きくて嘴で銜えることは出来ないし、嘴で突っついてもスルスル滑って一向に卵は動きません。焦っている様子が良く分かります。


で、どうなったかって。


そのガチョウ、しばらく同じことを繰り返していたのですが、どうすることも出来ないとわかったんでしょうね。巣からいなくなりました。逃げちゃったんです。


で、自分はどうしたかって。


今回も見なかったことにして家路につきました。