今年のお正月は寝正月

今年のお正月は寝正月。風邪です。
すでに10日もたつのにいっこうに治る気配はありません。

お正月三箇日に熱が出ると大変。
元日の午後に喉の痛みを感じ、うがいをしてそのまま寝てしまいました。

二日の日、喉の痛みがひどくなり、咳も出て熱を測ったら38度。
こりゃ大変だということで、行きつけの医院に電話。多分、先生はお正月だから朝からお酒を召し上がって今日はお休みと言われるのではないかと思ったのですが、意外や意外。先生はしっかりと仕事をしていました。

受付の人に「喉が痛く、熱があるのですが」と事情を話し、何とか助けてほしいと願い出たところ「いつもなら発熱外来をしているのですが、お正月三箇日は生憎とやっていません。ご自分でインフルエンザなのかコロナなのかを調べてから来院してください。二つを同時に調べる同時検査キットは薬店でうっていますのでこれで調べてください」。といつも、にこやかに受付してくれるのに今日は非常に冷たい応対。お正月に出勤ですから機嫌が悪かったのでしょう。

熱があるのに自動車を運転し、近くの薬店に向かいました。
「お正月で薬剤師がいませんのでわかりません」。と言われ、次の薬店に行きました。

「検査キットは売り切れています」。さらに次の薬店では「薬剤師がいない」だとか冷たい反応ばかり。

やっと薬剤師がいる薬店をみつけ、薬剤師から使い方の説明を受けて5千円以上もするキットを買ってきました。

分かったようでわからない説明を受けるより薬剤師に検査をやってもらったほうが早いと思い薬剤師に検査をお願いしたところ、拒否されました。

説明書を読んだら、「この検査を失敗したら再度新しいキットでやってください」
とでていました。失敗したらさらに5千円の出費。年金暮らしでの負担は大きい。

「綿棒を鼻の孔に2cmほどいれ、5回ほどくるくると回します」。薬剤師の説明をすっかり忘れたのでそんなことを書いた説明書に従いやってみました。失敗したら5千円がパー。頭の中では5千円札が羽を開いて飛んでいく姿が見えました。緊張のあまり手が震え、綿棒をもっている指が震えます。

綿棒が鼻の孔のあちこちに接触するたびに「ハックション」という大きなくしゃみがでます。

なんとか終えて結果が出るまで20分ほどかかります。
結果は「陰性」。普通の風邪です。

コロナ、インフルエンザなんての心配はアッという間になくなり、さらに追加の5千円の心配もなくなり、明るい気持ちなりました。明るい気持ちで医院に「検査結果は陰性です」と電話しました。「それでは来院してください」というわけで医院に駆け付けたのですが

医院についてビックリ。お正月だというのに医院は人で一杯。
当日の予約患者を優先するため、予約なしの患者は一番あとになります。

1時間半ほど待って医師の診断を受け薬をもらって帰ってきました。

お正月に風邪に罹ると飛んでもないことになります。来年のお正月は十分ご注意をしてお過ごしください。