あけましておめでとうございます

今日の天気 晴れ  


「あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます」。


と、少し大人びた挨拶をしながら三人の孫たちがやって来ました。
元日の午前中に初詣を済ませ、午後我が家にやって来ました。
孫は孫なりの願いごとを神様にお願いして来たようです。
「どうか、野球のレギュラー選手になれますように」と祈ってきたのでしょうか。
それとも「オジイチャンとオバアチャンからもらうお年玉が多いように」とお願いしてきたのでしょうか。
一番下の孫が代表して「お年玉チョーダイ」と催促して来ました。
一番上と真ん中の孫は「金額」で、一番下の孫は「枚数」でお年玉が多いか少ないかを判断します。三人の顔の様子から全員が満足したようです。
お年玉をもらったら「今年も野球の応援に来てね」と言って、サッサと帰って行きました。
そんな騒がしかった元日からまたいつもの静かな我が家に戻り、六日経ちました。
もう一人孫がいるのですが、まだ小さいので昨年と同じ「枚数」のお年玉をやりました。


六日間、ずっと家の中で過ごしました。
毎年、初詣に出かけるのですが、お正月三箇日に願いごとを言っても神様は超繁忙で、一人一人の願いごとを聞いてくれるはずがなく、だからと言ってコンピュータを導入して願いごとをその場でインプットするにしてもアルバイトを何人採用してよいかわかりません。最後の切り札「神わざ」を使うにしても、お賽銭が少ないのに願いごとは馬鹿でかく、そのうえ無理難題が多いのでは「神わざ」を使っては採算がとれず、アホらしくてやっていられないと言うのがお正月三箇日の実情です。そんなこともあり、この三箇日をずらして初詣に出かけるようにしたのです。そうすれば、神様のお仕事も一段落している状態ですので神様の記憶に残ります。
それから神様の記憶に残す方法としてもう一つ大事なことがあります。
それは初詣に出かけても願いごとを一切言わないことです。もちろん、お賽銭は例年通りの額です。
そうすれば神様は非常に気になります。お賽銭が少ないのに願いごとばかり大きく言っている初詣客の中に、お賽銭はそこそこで何も願いごとを言わない人がいると大変目立ちます。
神様はこういう奥ゆかしい人を好みます。
そして、こんな時に「神わざ」を使います。
その人の本音を聞き出す神わざです。
「なに、なに宝くじ3億円を当ててみたいとな。今年中になんとかしよう」と神様の備忘録に記載され順番に願いごとが成就されて行くのです。
それで念願が叶うと次の年のお賽銭は増額されてお互いに「めでたし、メデタシ」となるのです。


正月三箇日に上記のことをチラッと思いましたが、実は風邪で喉の痛みがひどく寝込んでいました。
放射線治療の副作用で喉の痛みが続いている中で、今度は風邪で喉の痛みが上乗せしたようでそれぞれの痛みがあるのです。
いつもなら喉の痛みは二日経過すれば治るのですが、今年はちっとも痛みが引きません。
痛みを我慢しながらお正月三箇日を寝て過ごしてしまいました。
孫たちが来て騒がしかった元日から六日目、痛みは若干和らぎこうしてブログを書けるようになりました。
「今年はなにとぞ、健康に過ごせますように」と日本の「八百万(やおろず)の神」に家の中で祈りました。こんな失礼な人間の願いごとを聞き入れてもらえないとは思いますが、もし、神わざを使って本音を聞いてもらえるなら「お賽銭なしで図々しいのですが、八百万のうち一人の神様でよろしいので、どうか願いごとを叶えてください」。