もしもし カメよ カメさんよ。
「ウサギとカメ」のお話知っていますか。


そのお話というのは
むかし、昔、その昔。ウサギさんから歩くのが遅いといつもバカにされていたカメさんのご先祖様は、
ナントカしてウサギさんを見返してやろうと、山のふもとまでかけっこをすることを思い立ちました。
かけっこが始まり、案の定、ウサギさんはカメさんよりどんどん先に行きました。
余裕綽綽のウサギさんは途中で居眠りしてしまい、カメさんはそんなウサギさんを追い抜き勝ちました。
メデタシ、メデタシ。というものです。


ウサギさんは自信過剰で、絶対勝つという思い上がりから油断をしてしまったのですね。
カメさんはカメさんで、動作が遅くても、地道にコツコツと努力すれば、
最終的に大きな成果を得るということを教えてくれていますね。


さて、このお話。自分なりに考えてみました。
このお話は、カメがウサギに歩みの鈍さをバカにされたので、カメはウサギに山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだのです。
カメはウサギより歩みが遅いということがわかっていながら、何故、かけっこをいどんだのでしょうね。
途中、ウサギが居眠りをしたから勝ったものの、ウサギが居眠りをしなかったら、どうなっていたんでしょうね。
カメはますますウサギにバカにされたことでしょう。


僕がカメなら、カメの得意とする泳ぎを取り入れ、100m競泳をしますね。
当然のことながらカメが勝ち、ウサギにバカにされたことを撤回してもらいますね。
そして、メデタシ、メデタシでお話は終わりです。


いやいや、賢いウサギのことですから、因幡の白兎のようにサメを並べてその背中を渡り、カメより早くゴールするかもしれません。
でも、ウサギはサメに皮を剥がれた経験があるので、二度と同じ間違いをしないかもしれませんが、油断大敵です。


何が幸運をもたらすのかわかりませんが、勝負事は何事もよく考えてから行動することだと思いました。
自分に不利になることは絶対避けるべきだと「ウサギとカメ」から悟りました。
十で神童、十五で才子、二十を過ぎればただの人。そして古稀を過ぎれば痴ほうの人と言われたそれぞれの年代での愛読書、イソップ物語
その「ウサギとカメ」のイソップ寓話は、いろいろな教訓を与えてくれます。
カメを見て思い出しました。


七月。袖ケ浦公園のカメの産卵期です。
いつもは水の中、久しぶりに陸にいるカメをみました。
カメは産卵する場所を探しているようです。


(産卵する場所を求めて)


(昨年の七月撮影・只今産卵中)



そして
♪♪ もしもし かめよ かめさんよ
せかいのうちに おまえほど
あゆみの のろい ものはない
どうして そんなに のろいのか ♪♪


公園を歩きながら口ずさんでいました。今日も平和な公園です。