春ウララ

今日の天気 晴れ


昨日、今日と暖かな日が続いています。
思い出したくもないのですが、一作日は日本列島に強い寒気が流れ込んで千葉県の一部の地方に季節はずれの雪が降りました。
それが22年ぶりに最も遅い降雪記録になりました。
我が街は千葉県にありますが、雪でなくみぞれ。雪でもみぞれでも季節はずれの寒さにはかわりなく、先日の暖かな日にもう必要がないと思い整理タンスにしまい込んだ愛用の「ラクダの股引」を取り出しました。
翌日、つまり昨日はまた春のような暖かさが戻り、愛用のラクダの股引はそのあたりに放ったらかしにしてあります。


公園は桜の季節が終わり、若葉の季節になりました。
そして、次は「花菖蒲」と「紫陽花」の季節に移ります。それまでしばらく公園は静かになります。
いつの間にか、梅の実が大きくなっていました。
寒い、寒いと言いながらも梅の実は太陽の光を浴びながら成長していたんですね。


(梅の実)

















また、またカメのお話で恐縮です。
今度は別の池のお話です。
水面からひょこっと岩が顔を出しています。その岩にはカメは一匹しか上がることはできません。でも、譲り合えば2匹は上がれます。
すでに一匹がその岩の真ん中に陣取って甲羅干しをしていました。
そこにもう一匹のカメが水の中から顔を出しました。
水の中のカメが岩の上にいるカメに話しかけました。
「モシ、モシ、カメよ。カメさんよ」。水の中にいるカメは自分がカメであることをうっかり忘れてカメにそう問いかけました。でも、どこかで聞いたことがあるようなセリフです。
「なんですか」と岩の上にいるカメは無愛想に応えました。
同じカメから「モシ、モシ、カメよ」と呼び捨てされたことが癪に触ったようです。
その後に「カメさんよ」と敬称をつけたのですが、それは記憶には残りませんでした。
水の中のカメは言いました。「そこ、どいてくれませんか。アタシもそこで甲羅を温めたいんだけど、あんたがいると邪魔です。そこをどいてもらわないとアタシが上がれません」。
岩の上にいるカメはすっかり頭に来てしまいました。呼び捨てにされるは邪魔者にされるでは堪忍袋の緒がキレない方がどうかしています。
岩の上にいるカメはだんまりを決めました。そして、岩の上を一歩も動きませんでした。
そうしましたら、水の中のカメが岩に上がり、上がったと思ったら、さらに岩の上にいたカメの甲羅の上にあがってしまいました。その動作は、童謡の「うさぎとかめ」に歌われている内容とは別で、非常に敏捷な動きでした。
ちなみに最初の呼びかけ「モシ、モシ、カメよ。カメさんよ」は童謡「うさぎとかめ」の最初の部分です。
全部を思い出せない方のために
♪「もしもし かめよ かめさんよ
せかいのうちで おまえほど
あゆみの のろい ものはない
どうして そんなに のろいのか」♪。
思い出しましたか。読みながら心の中で歌っていましたね。
どうして、話が脱線してしまうんでしょうかねぇ。それに長いし。


話を元に戻し
水の中のカメを「カメ子」。すでに岩の上にいるカメを「カメ代」と言います。
また、「メス」同士の会話です。
カメ代「イテテテテテッ。なんでワタシの背中に登るのよ。降りてよ。降りてって言ってるでしょ。なんど言ったらわかるのよ」
カメ子「アタシもそこをどいてって何回も言ったでしょっ。どかないほうが悪いのよ。だから上がってきちゃったのよ。そっちが悪いんでしょっ」
カメ代「それに重たくて死にそうだわ。何を食べてぶくぶく太ってんだか。アァ、重い、重い」
カメ子「大きなお世話よ。一番てっぺんに立つというのは実に気持ちが良いものね。
太陽の光を甲羅一杯受けて、アア、幸せ」


その時の写真です。
















小一時間ほど飽きずに眺めていた僕は途中で帰りました。結論はどうなったか分かりません。



(まだ、公園に咲いている桜)