ねぇ。ねぇ。ガチョウさん。ガチョウさんにも何かと事情があると思いますが、
ちょっと気になることがありますのでお差支えなければ教えてください。


今年も卵を産んだようですが、あまりうれしそうじゃないですね。
だって卵をそっちのけにして寝ているじゃありませんか。
もう一羽の方も、我関せずという態度でアサッテの方を向いています。


(卵をそっちのけにして只今昼寝中)




卵が小さいのも気になります。高齢(このガチョウさんを知ったのは14年も前のことです)で産卵する場合、
ガチョウさんの卵は年々小さくなって行くものでしょうか。


(ガチョウさんがまだ若かったころ産卵した卵・平成19年4月撮影)


本当にガチョウさんが産んだ卵ですか。なんか信じられないなぁ。
1年前にも卵を産んで、孵化する前にカラスに食べられたんですけど、その時、ガチョウさんは三羽でしたね。
羽がグレーの色をしたのが二羽、そして白色が一羽でした。グレーの色をしたガチョウさんが卵を抱いていました。
したがってグレーの色をしたガチョウさんは雌。白色は雄となりますが、いかがでしょうか。当たっていますか。
今年、雄と思われる白色のガチョウさんが死んでしまいました。
残ったのは雌の二羽。だと思うのですが。


(1年前は三羽いました。そのうち一羽が抱卵していました)


(抱卵するガチョウさん)


(1年前産卵した卵は2個)


(カラスの被害にあった卵)



僕がまだご幼少のころ、お母さまから赤ちゃんはお父さんとお母さんが仲よしにすると生まれるんだと教わりました。
今でもそれを信じています。ガチョウ界では人間界と違ってお父さんがいなくても赤ちゃんは生まれるのでしょうか。


もしかしたら、この公園にハナショウブを見に来たおばちゃんが、ガチョウさんを驚かそうと思って
「ゆで卵」をそっと置いていったのではないかと思うのですが。


それとも、カルガモさんと。
謎です。


翌日、同じ場所に行ったのですが、卵はありませんでした。
カラスが重たい卵をくわえ、真っ赤な顔をして飛んで行ったのでしょうか。
これも謎です。