公園にいるガチョウの世界は「無子高齢化」

今日の天気 晴れ


先日の新聞に日本の出生率は1.4前後で、このままでは50年後の人口は、現在の3分の2の8700万人にまで減少する見通し。そこで子供を産み育てやすい環境づくりをして50年後に1億人程度の人口を維持する目標を打ち出した。(政府の経済財政諮問会議有識者会議「選択する未来」委員会)と載っていました。


公園にいるガチョウは産卵するけれど孵化することがなく、「無子高齢化」が大問題となっています。人間界の「少子高齢化」どころではありません。昨年、産卵はありませんでした。ガチョウ界の平均年齢は65歳以上(人間の年齢に換算)で全員が高齢化していて産卵は期待できません。
(ご参考;id:h-kawa0619:20140430「公園にいるガチョウの世界も少子高齢化」)


と、思っていた矢先、抱卵現場を目撃しました。(卵を確認していませんが間違いないと思います)。人間と違って65歳以上の高齢鳥(者)でも産卵できるんだ。


(抱卵?)


ところで、人間界では出産すると「ご出産祝い」を贈りますが、ガチョウ界ではお祝いをするのはいつでしょうか。「産卵」した時でしょうか。それとも「孵化」した時でしょうか。それとも、それとも「産卵」した時と「孵化」した時と2度でしょうか。この場合、孵化に失敗した時、産卵時に贈ったお祝いを返していただけるのでしょうか。


ガチョウ界は、このままでは5年後にはこの池から姿を消してしまうことにやっと気がつき、再び高齢ながら頑張ることになったようです。なんとしても、可愛いガチョウの雛を見たいものです。その時は、お祝いに豪華な「エサ」を持っていきます。


と、思って今朝(10日、午前7時)普通のエサを持って抱卵しているガチョウの陣中見舞いに行きましたら、ナ、ナント巣には卵はなく、ガチョウもいませんでした。一瞬、「抱卵偽装」と思ったのですが、いやいや待てよと考え直し、巣にいたのはこれから卵を産むためであり、今いないのはたまたまトイレに行っていないのかも知れないと思い、しばらく現地で待つことにしました。10分ほどぼけっと待っていたのですが、ガチョウは戻ってきませんでした。


(巣には卵はなく、ガチョウも不在)


やっぱり、今年も期待できそうにありません。新しい動きがありましたら、また、お知らせいたします。