(スミレ)


















(ユキヤナギ)


















(モモ)




















入院時、毎朝、定時に体温を測りに美人の看護師さんがやって来ます。
血圧、酸素量などを測りその結果をパソコンに打ち込んでいきます。
「今朝、お通じはありましたか」と聞かれましたので「ハイ」と応えました。
そうしましたら「お早いですね」と言う言葉が返ってきました。「お早いですね」という言葉は褒めてくれたんだと思いつい嬉しくなり、ニコッと笑顔を作り「我が家では何でも貯めておくことが嫌いで、貯金は今でもゼロです」と余計なことですが、我が家の家計を美人の看護師さんに報告してしまいました。話題はすぐ変えられてしまいました。


「喉の痛みはありますか」と美人の看護師さんが聞きました。
放射線治療の副作用である喉の痛みがまだ残っているのです。
パソコンにはその記録が残っているのでしょう。
「ハイ」と僕は応えました。
そして、次の質問がなんであるかは、過去の経験から知っています。
「どのくらい痛いですか。痛みの最高が10としたら今はいくつですか」。
と、僕が思った通りの質問がありました。
「ハイ、お陰様で今は3程度です」と僕は曖昧に応えました。
初めて喉の痛みを訴えたとき、その痛みは「10のうちいくつですか」と最初の美人の看護師さん聞かれ、返答に困りました。
まず、喉の最高の痛みがどの程度なのか分かりません。
死ぬほど痛いのが10なのでしょうか。それとも「イテーッ。痛ーッ、イテテッツ」と美人の看護師さんの前で恥も外聞もなくのたうち回るのが10なのでしょうか。例えそれを10とした場合、10と9の1の差のビミョーな違いはどのように判断すれば良いのでしょうか。
「上・中・下」・「松・竹・梅」・「○・△・×」・「最高・普通・最低」などの三段階で答えたほうがよっぽど分かりやすいし答えやすいのですがだめでしょうか。


そんなことで「お陰様で3程度です」と応えたものの、とっても自信がないのです。
最初にあった美人の看護師さんを「10」とした場合、「2」くらいの美人の看護師さんが立ち去った後、喉の痛みは「4」と応えたほうが良かったのではないかと後悔しました。
さて質問です。
最初の美人看護師さん(10)−喉の痛みを聞いた美人看護師(2)=(8)となりますが、この違いはわかりますか。