「ゲッカビジン」

今日の天気 晴れ



久しぶりに庭の雑草を取りました。
この夏、2カ月ほど留守にしていましたので、雑草は伸びたいほど伸びてジャングル化していました。そのままホッタラカシにしていたら「ターザンとチーター」がでてきそうな感じで、なんとかしなくちゃと心を痛めていました。
体調が良い日に思い切って庭に出て雑草刈りを始めました。今の時期「蚊」がウンザリするほど飛んでいますので完全武装の服装です。
僕の痩せ細った体の血を吸って何が美味しいのかと蚊に言ってやりましたが、蚊は一向に無頓着で、隙があったら吸いついてやろうと必死の形相で飛んでいました。



ジャングルをかき分けて、ヒョイと岩の上を見ますと「ゲッカビジン」の鉢がありました。
すっかり忘れていました。今年の春に岩の上においたものです。
毎年、冬場には家の中に入れ、春から秋にかけて外に出しておきます。
この「ゲッカビジン」は頂戴したもので、もう5年以上も経ちますが一度も花は咲いたことがありません。
今年の「ゲッカビジン」の葉の先に大きな蕾がついていました。
早速、家の中に入れました。


葉の様子から花を想像することは難しいようです。
てっきり幹から蕾がでて来るんだろうと思っていたのですが、葉っぱの先から蕾がでてくるのは奇妙です。
ゲッカビジン」。どんな花が咲くんだろう。
午後7時ころ、蕾が大きくなってきました。時間をかけてゆっくりとしかも確実に花弁は開いていきます。真夜中に全開して甘い香りを放ちました。実にきれいです。
このあたりで眠くなり、寝てしまいました。
翌朝、ゲッカビジンはしおれていました。
「一輪の花がたった一晩しか咲かない」はかない命。葉っぱから想像できないほど実にきれいな花。これが「ゲッカビジン」を有名にしているのですね。



もし、雑草取りが二日ほど遅れていたら、「ゲッカビジンの花」をみることが出来なかったと思います。
ありがたいことです。これから良いことがあるかも知れません。