公園の桜が散り始めました。今日の天気予報は雨だとか。「無常の雨」・「無情の雨」どっちだろう。やっと春が来たと告げてくれた桜が雨とともに流れ去るのはいかにも惜しい。
袖ケ浦公園はたくさんの人出で賑わいました。春の陽気に誘われたのか、それとも桜を見に来たのか、いずれにしても冬の寒さにじっと耐えて、やっと暖かくなった外気に触れようと出てきたようです。
あちこちでお花見の宴会が行われていました。
なかには「カラオケ」をやっているところもありました。「よくまぁ、たくさんの人の前で恥ずかしくもなく歌えるよなぁ」と感心しながらもその曲に合わせて自分もくちずさんでいました。


そういえば「カラオケ」はもう何年もやったことがありません。
一時は大変な人気でカラオケ屋さんの前は行列を作っていたことがありましたが、そのカラオケ屋さんもいつの間にかなくなって今ではそのあとにコンビニが建っています。
時の流れでしょうか。若い人にはまだ人気があるようですが、若い人が歌っている歌にはどうしてもついていけません。
会社勤めのときは同じ年代がいましたので「歌謡曲」を歌っても何の不自然を感じることがなかったのですが、今は誰も聞いてくれる人はいません。


カラオケがインターネットでできるという話を聞いて早速やってみました。
大好きな歌謡曲がありました。
パソコンからその曲が流れてきました。マイクを手に持って歌い始めました。
たった一人です。どうも調子がよくありません。声が高くなったり、低くなったりで音痴です。
その声を聞きつけて家内が部屋に飛び込んできました。
「オトウサン、やめてください。一人で歌っているなんて惨めったらしいし、それに貧乏くさい」
貧乏くさいと本当のことを言われたので、それからインターネットカラオケはやめることにしました。