猫「コンニチハ、吾輩は猫です。名前はまだありません」


ガチョウ「ハイ、コンニチハ。毎日、『早く餌をよこせ』と朝から晩までギャーギャー鳴いているガチョウと申します」


猫「鳴き声がうるさくて死にそうな時もあり、そんな時、ガチョウさんに噛みついてやろうかと思うときもありますが、ガチョウさんは私より体が大きいので踏みつぶされては元も子もないと思い我慢しております」


ガチョウ「それは、それは。ご迷惑をおかけしております。いつも吾輩は猫ですさんを遠くから見ております。こんなに近くでお顔を見るのは初めてで、思ったより凛々しいお顔をしていらっしゃる。大きくなったらライオンかトラにでもなるのでしょうね」


ヒル「猫は大きくなっても猫ですよ。これ以上大きくなれませんがね」


この後の会話がどのような内容だったのかわかりません。
僕は毎日が暇なのですが、当日に限って忙しく一匹と二羽の話をちょっぴり聞いてすぐ帰りました。
帰る途中ガチョウが猫に言った「思ったより凛々しいお顔をしていらっしゃる」という
言葉を思い出し、笑ってしまいました。
猫の前では笑うことはとっても失礼なことですからじっと我慢をしていました。



笑った後、何となく猫に申し訳なく思いましたので、万が一、猫が「ライオン」になったときと「トラ」になったときを想像して合成写真を作ってみました。
[猫のライオン]



















[猫のトラ](ややこしいなぁ)




















吾輩は猫である」さんと「ガチョウ」さん、それに「アヒル」さんに見せてやろうと思っています。
やっぱりどう見ても「猫は猫」で「ライオン」にも「トラ」にもなれませんでした。