公園で不運にも不愛想な猫にあったのは9年前の平成17年のことです。それまで公園で猫を見ることはありませんでした。この猫、飼い猫から突然ノラ猫になってしまい、エサを求めてさ迷い歩き着いたところが公園であったのかも知れません。一般の猫は近づくと「ニァオ(コンニチワ・エサを持ってきたかい)」【( )内は猫語を人間の言葉に翻訳】と挨拶をするのですが、この猫は僕が近づいて行きましたら無視していなくなってしまったのです。


それでどうしていたかと言いますと、道端でこんな姿で寝ていました。夢の中で何かを追っかけているのか前足と後ろ足を交互に動かして寝ています。しばらく見ていたのですが、疲れたのか動かなくなりましたので、その場を離れました。


公園をウォーキングして戻りましたら今度は違う場所で目を左前足で覆って寝ていたのです。眩しかったのでしょう。「こんな道端で寝ていないで、木の下で寝たら」と猫に言いましたら、返事もしないでそのまま寝ていました。癪にさわったので両手、両足の肉球をコショ、コショしてやりました。くすぐったいのか、両手、両足がピクピク動きました。


その後、何度もこの猫にあいました。相変わらず不愛想で態度はでかい猫です。なにもすることがないので昼間っから寝ています。


寝相も実に悪く親の躾がなっていません。親猫の顔を見たいものです。



起きたらすぐ僕を無視して痒いところをかいています。満足そうな顔がまた癪に障ります。



時たま、近くにいる「ガチョウ」に話かけます。ガチョウが襲われるのではないかと心配しましたが、ガチョウと猫は何故か話があい仲良しです。



いつもだらしない猫ですが、たまにはこのような凛々しい姿の時もあるのです。不愛想で毎日僕と同じようなグータラな生活を送っている猫の名誉のためこの写真を載せました。百獣の王・ライオンを彷彿させます。


この姿を見たのが最後でした。平成20年のことです。この不愛想な猫とのおつきあいは3年間でした。印象に残る猫でした。どそれから6年。こかで生きていることを願っているのですが、もう・・・・。


それからこの公園は、猫が増え始めました。観光客には人気があって「猫がいる癒し系の公園」となっています。公園関係者は困惑しているようです。


[番外編]
【ごく最近の猫の状況】
(どこかで見たことがある猫)


(左目にご注目・誰だ、起こすのは)【枠からはみ出しちゃった。ま、いっか】。