「ちくわ」物語

今日の天気 晴れ時々曇り




鋸山の「スミレ」















二日遅れの日記です。
毎日書けばよいのですが、書きたいときにいろいろと用事が出来てその機会を逃してしまいます。
今日はそんなこともなく暇です。寝るまで暇そうなので、二日前にさかのぼって日記を書いてみようと思いました。
昨日の夕飯のオカズ、何を食べたのか思い出せないのに二日前の出来事を思い出すことに自信がないのですが、スカスカになっている脳みそをフル回転させて思い出して書いてみようと思います。


二日前、つまり3月4日。3月3日「桃の節句」の翌日です。なんでわかりきったことを書いているのかと申しますと、このように順序だって書かないと記憶がつながらないからです。
桃の節句の日は土曜日でしたから、3月4日は日曜日になります。
そうそう、この日は朝から晴れていました。それに風もなく暖かな日でした。
いつもなら公園を歩いてくるのですが、毎日、公園の同じ場所を「ハムスター」のようにグルグル回っても退屈だと思い、ドライブを兼ねて千葉県安房鋸南町の鋸山に行くことにしました。
「オニギリ」と「ゆで卵」と「漬物少々」とそれに大好きな「ちくわ」を持って、小学生のころの遠足に行くような気分になって出かけました。


鋸山は日曜日だということもあり、多くの人が訪れていました。
登山、下山で膝が笑っていましたが、そんなこと笑い飛ばして楽しいお食事タイムにしました。
オニギリ二つとゆで卵二つ、そして漬物少々を食べました。大好きな「ちくわ」は最後にたべようと残しておきましたので、最後は「ちくわ」の番です。
「ちくわ」を一口、二口と食べ始めました。急いで食べると早くなくなりますのでゆっくり、ゆっくり時間をかけて噛みました。
残り半分になった時、耳元で「バサッ」という羽音が聞こえました。と、その瞬間、残りの半分の「ちくわ」が手から消えてなくなっていました。何が起きたのかわかりませんでしたが、まず、すぐ大好きな「ちくわ」を探しました。


空には「トンビ」がピーヒョロと鳴きながら舞っています。このトンビが「ちくわ」を奪っていったのです。絶対にそうです。
それにしても「ちくわ」を奪ったときの見事な技に、つい拍手をしてしまいました。人間様に怪我ひとつさせないで、大好きな「ちくわ」を手から奪い去ったことは見事です。
人間様に傷つけないで食べ物を奪う練習を何回も繰り返してやったのでしょうか。トンビも「ちくわ」が大好物だったのかも知れません。



近くに看板が立っていました。
「トンビが食べ物や荷物に襲いかかる場合があるので十分ご注意ください」。
なんだこのトンビ常習犯だったんだ。
写真は大好きな「ちくわ」を奪ったトンビです。全国に指名手配をするために撮った写真です。誰かこのトンビを知っている人はいないでしょうか。


家に帰る途中、海産物の土産店で「ちくわ」を買って帰りました。