夏の思い出

今日の天気 晴れ


今日も快晴。蒸し暑くなりそうです。
昨年の今ころ、入院していました。7月から8月にかけての長期入院でした。
冷房のきいた病室で毎日を過ごし、涼しい風が吹く頃退院しました。昨年の夏は暑さ知らずでしたが、今年の夏は自宅で暖房のきいた部屋で汗を流しながら涼しい季節が早くくることを願ってジッとしています。
こうも暑いと電話をかけるとき「モシ、モシ」と言うべきところを「モウショ、モウショ」と言いそうで大変不安に感じている今日この頃です。


夏の公園。セミが鳴いています。
今は子どもたちの夏休みの時期。虫かごと網を持った子どもがいます。
麦わら帽子をかぶり、長靴をはいています。
お母さんと一緒です。額には汗が出ています。セミをとりにきたのでしょうか。
トンボ。チョウチョウ。バッタ。それともザリガニ。
セミは沢山いるけど、その他の虫は今は暑いから葉陰でジッとしているんじゃないかなぁ。


夏になり、子どもたちが汗をかきながら虫を追っている姿をみますと僕が小学低学年生の頃を思い出します。小学一年生か二年生。さだかではありません。
その頃、僕が住んでいた町にはプールは一つしかありませんでした。
それも僕が住んでいたところから子どもの足で1時間以上かかるところにありました。
夏休みの時、毎日のようにプールにでかけました。
古びれた下駄を履き、土埃がたつ道路を必死になって歩きました。
プールにつくまで顔は土埃にまみれ、汗でグシャグシャになっていました。
プールで泳いだ帰りは疲れてしまい、家につくまで時間がかかりました。
ちびれた下駄の歯。下駄にはくっきりと足跡がついていました。帰りも土埃にまみれ
家についた時は顔は真っ黒で汗でグシャ、グシャになっていました。
そして家に上がる時、いつも母親は言いました。「足を拭いてから上がるんだよ」
玄関にはいつも足をふく雑巾がおいてありました。


今はその町には僕が住んでいた頃の家はありません。樹木が生い茂っています。
あんなに賑やかな町であったのに、みんなどこに行ったんだろう。


夏の思い出を沢山つくろうね。



(夏の公園)