「暑い」・「熱い」のお話です。

今日の天気 雨のち曇り


「太陽さんがね、8月になるとますます忙しくなるからと言ってね、今月中に夏休みが欲しいと言って夏休みを取ったの。だから昨日と今日は太陽さんは雲さんに隠れてお昼寝をしているの。雲さんは大忙し。雨を降らしたり、風を吹かしたり」。
な〜んだ。太陽さんは昨日と今日、夏季休暇をとっているんだ。


毎日、暑い日が続いています。
日本のアチコチからそれ猛暑日だ、真夏日だという声が聞こえて来ます。
昨日と今日は雨が降ったせいかちょっぴり涼しく感じます。
夜も気温が下がらず、夜間の最低気温が25℃以上の日は「熱帯夜」と呼ばれていますが
朝まで気温が下がらない日は「熱帯朝」といわないのでしょうか。


近頃の挨拶も「暑いですね」から始まります。
暑い時期に暑いなんて言葉を使いますとますます暑く感じます。
それで我が家では「暑い」とか「アッチイ」という言葉の使用を禁止することにしました。
「暑い」とか「アッチイ」という言葉を言った場合、1回につき50円の罰金を支払うことにしました。
「暑い」とか「アッチイ」と言葉にかえて「涼しい」とか「スズチイ」または「寒い」という言葉を使うことはセーフです。
2回ほどつい「アッチイ」という言葉を使い、50円の二回で100円を家内に支払いました。
我が家の収入は「わずかな年金」だけです。
罰金の100円は年金が僕の財布から家内の財布に移動しただけで、我が家の収入が増えた訳ではありません。
二回で罰金制度はやめにすることにしました。馬鹿らしくなったのです。
それにしても僕の財布の中身が100円も少なくなったことに寒気を感じました。


遠い、遠い、昔のお話です。
半世紀も前のお話です。学業に専念し優秀な成績であった中学生の頃のお話です。
家には風呂がなく、銭湯に行っていました。
銭湯に早い時間に行きますと熱くて入ることは出来ませんでした。それで水を入れぬるま湯にしますとお年寄りから叱られました。お年寄りは熱いのが好きなのです。


あれから50年。
僕も50年かかってやっとお年寄りになりました。
今、そのお年寄りが思うには「何故お年寄りは熱いお湯が好きなのか」の原因です。
お年寄りは皮膚感覚が麻痺して来るのです。これは僕なりの解釈です。
ですから若者は熱いと感じてもお年寄りには冷たいと感じるのです。
ですが、これには自信がありません。
何故って。
「今日は猛暑日で暑いですね」と言われたら、やはり皆さんと同じように暑いのです。
「涼しく」感じれば皮膚感覚が麻痺しているとおもうのですけど。
どうも、皮膚感覚麻痺のお話はアテになりません。ご参考程度にしてください。



「夏の宿題・昆虫採集」
(カマキリの子ども)


















(羽化直前のセミ)


















(空蝉)


















(セミの成虫・どこにいるかわかりますか)