(カメの親子)


『僕ね、ゴールデンウイークにね、お母さんとお兄ちゃんと一緒に竜宮城に行ってきました。
竜宮城でお母さんとお兄ちゃんと一緒にメリーゴーランドやコーヒーカップに乗ったよ。
スプラッシュマウンテンにも乗ったんだよ。すごくおもしろかった。
浦島太郎さんが乙姫様と仲良くお話をしていました。浦島太郎さんと乙姫様のサインをもらってきました。
お父さんはお仕事で一緒に行けなかったんだよ』
と、一番下のちびっ子カメが僕に教えてくれました。


「よかったね。楽しい思い出ができて。おじちゃん(?)はね、ゴールデンウイークは
朝から晩までテレビを見て、その合間に、食っちゃ寝。寝ては食〜て、グータラな生活をして過ごしました」と言いました。
ちびっ子カメは軽蔑するようにちらっと僕の顔をみました。


(キショウブ)



キショウブハナショウブに似ていて、黄色の花です。
ハナショウブより少し早く咲きます。
明治時代、ハナショウブには黄色がないので、ハナショウブに似たキショウブを輸入しました。
はじめのころは、それこそ親が子供を大切に育てるように「蝶よ(黄色の)花よ」と大切に育てられましたが、
繁殖力が強くいつしか野生化し、いまでは「要注意外来生物」となりました。可哀想な花なのです。


(猫)
ゴールデンウイークが過ぎ、やっと公園は静かになりました。
人間に愛嬌を振りまき、連休疲れがどっと出てしまいました。
「もう少し寝かせてくれませんか」
公園の午後のことです。




〇「シロ」という猫がこの公園からいなくなって1年以上たちます。
「家出猫」として捜索願を出しているのですが、まだ見つかりません。
(「シロ」という猫については下記をご覧ください)
 [id:h-kawa0619:20161203(公園の猫たち「シロ」と「シロクロ」)
賢い猫は、年を取ってくると飼い主に厄介をかけたくないと考えて、死が近づいてくると
家を出ていくといいます。
「シロ」は年老いた猫。長年、公園で可愛がってもらったお礼を皆さんに言って、そっと公園をでていったのかもしれません。