「アジサイにキリギリス」

今日も又暑くなるという天気予報に刺激されて、公園を午前7時に歩きました。今の季節、夏至が過ぎても日の出は午前4時22分(千葉県銚子市)。すでに太陽が出てから2時間30分経ちます。この時間でも暑いくらいです。
ヒョイとアジサイを見るとキリギリスがいました。そこをパチリとカメラに収めました。キリギリスは神経質なのか人間嫌いなのか分かりませんが、近づくと今まで鳴いていたのをぴたりと止め、人間の影でも映るとすぐ逃げてしまいます。
でも、このキリギリス、近寄っても逃げないのです。ですから一瞬キリギリスではないのでは、と思いましたが形、姿からはキリギリスに間違いがありません。
良く見るとまだ羽が伸び切っていません。まだ、羽化して間もないようです。アジサイの上で一休みといったところでしょう。


キリギリス。「チョン・ギース」と文字にするとこのように鳴きます。昼でも夜でも鳴きます。キリギリスを捕ってきて家で飼うと寝不足になる場合もあります。キリギリスはどこにもいるというわけではないようで、生息している場所は何故か決まっているようです。


小さい頃、キリギリスを良く捕りました。これがなかなか難しいのです。鳴き声を目指して行くのですが、近づくと今まで鳴いていたものがピタッと止みます。
その場所で再度鳴き始めるまで待ちます。そこで鳴き声をジッと聞いてどこにいるかを見ます。キリギリスは緑系なのでなかなか発見することが難しいのです。
発見したら一挙に襲いかかります。キリギリスはすぐ下に方に逃げます。噛み付いたら離しませんので注意が必要です。


暑い、暑い夏の想い出です。今、思いますとこのキリギリスを捕るときの様子を思い浮かべるとゾッとします。何故かって。
暑い日に子供が一人、草むらに汗をながしながらジッとして立っているのですから、他の人から見れば奇怪な行動としか見えないからです。