「緊急地震速報」

今日の天気  晴れ

昨夜雨が降りましたが、今朝は晴れています。
風もなく五月晴れです。




「じしん」


ちきゅうとじしんが
けんかしてるの?
かみさまとじしん
どっちがつよいの?
ぼくは かみさまを
おうえんするよ


 青山 莉士(りひと)
東京都八王子市 サンライズ幼稚園年長
[読売新聞23.5.2 こどもの詩]




[緊急地震速報]
余震が続いています。
緊急地震速報」です。テレビの画面に表示されます。
そして、数秒も経たないうちにグラグラと揺れます。
続いて
「何時何分、東北地方に地震が発生しました。深さ40キロメートルでマグニチュード5.0。何市と何町は震度4を観測されました」。
報道されるのが本当に早くなりました。それに正確です。
緊急地震速報」が出ると身構えます。どの程度の震度なのかすごく不安になります。
地震の経験のない者でも不安におもうのですから、ました今回の大地震の被災者はチョツとして揺れでも敏感に感じとって、いたたまれない気持ちだと思います。
一日も早く余震が終息に向かうことを願わずにはいられません。




[緊急地震速報その2]
「オトウサン、オトウサン。緊急地震速報がでましたよ。早くおりて来てテーブルの下に入ってください」と家内が階下から大きな声で叫びました。


いつ起きるか分からない地震に備えて、我が家のとりあえずの緊急避難場所として1階のテーブルの下に決めておきました。そこには飲料水、缶詰、懐中電灯など家が倒壊しても夫婦二人が二三日生きて行ける最低限必要な物資もあります。何故か玄米30キログラムも用意してあります。それに座布団も敷かれています。
そんな狭いところに夫婦が二三日も顔を合わせて生きていけるかどうかとっても不安に思っているのですが、一日も早く援助隊が助けてくれることを期待しているところです。


家内の叫びに脱兎の如く階段を駆け下り、テーブルの下に駆け込み震えていました。
既に家内はテーブルの下で座布団に座っており、家内も一人で震えていました。
二人の震えが一段落したところで数分経っていたのですが、地震はおきません。
今までの経験から、緊急地震速報が出てから数秒も経たないうちにグラグラと揺れるのですが、今回はなんの兆候もありません。
「おかしいなねぇ」と家内は言いました。僕は先ほど前まで地震の恐怖心で震えていたことを家内に気取られないように落ち着いた声で「緊急地震速報を出す機械が故障でもしたんじゃないの」と言いました。
それに続いて「アッ」と家内は突拍子もない声を上げました。
「オトウサン。ごめんなさい。これビデオだった」。
昨日、韓国ドラマを録画していて、それを今日家内が一人でコッソリみていたのですが、そのテレビ画面に「緊急地震速報」が表示されたのです。「緊急地震速報」は昨日のものだったのです。家内は韓国ドラマの主人公にすっかりなりすまし、録画であることをすっかり忘れていたのです。
これからテレビに「緊急地震速報」がでた場合、現在のものであるかどうかの確認をしっかりすることとテレビはコッソリみないように家内に注意しておきました。




[公園のポピー]