「エビフライ」物語

今日の天気 晴れ



今日は暖かでした。公園は午後、行ってきました。公園についてびっくりしました。
駐車場が満車で駐車する場所がありません。「どうか皆様お許しください」と言いながら、道路に駐車しました。
今日の暖かさに誘われてドッと公園にきたようです。それに連休最終日でお金のかからない場所を求め「公園にでも行ってみるベー」というわけで親子で、夫婦で、恋人同士?で出かけてきたようです。
公園に行くと、すぐに飛んでくる猫たちは今日はどこに行ったのか姿を現しません。こんなに多くの人間がきたので驚いて、どこかに避難しているのでしょう。
紅梅は満開です。白梅は少しずつですが蕾を開いています。梅の木にそれぞれ名前がついているのですが、2年も前から「調査中」と書いてあるものもあります。そんなに月日のかかるものですかね。


4日前のことです。ですから2月8日。新聞に「1食で脂質1日分」と減量にいそしんでいる僕にとって大変興味のある記事が載っていました。
早速赤鉛筆を持ち大事なところに赤線を引きながら新聞を読み始めました。
新聞の記事は「総菜として販売されている揚げ物は、1食で、脂質量の1日の摂取目安に達している商品のあることが7日、国民生活センターの商品テストでわかった。揚げ物の脂質の70%が衣に吸収された油で、同センターは「生活習慣病予防のためにも、衣の薄いものを選ぶべきだ」と注意を呼びかけている。
テストの対象になったのが「コロッケ」・「ロースカツ」・「ヒレカツ」・「エビフライ」。
1食当たりの脂質量は、コロッケ(2個)平均30.4g。ロースカツが同38.3g。1食で、1日の摂取目安(女性30〜49歳)の44〜56gに達して、揚げ物全体の脂質量に占める衣中の脂質の割合はコロッケが平均65%、ロースカツが同64%、ヒレカツが同86%、揚げ物の平均で70%に達した」。[2月8日付 読売新聞 朝刊]
僕の大好きなものばかりです。


「オトウサン、オトウサン」と家内が買い物から帰ってきて僕を呼びます。家内の鼻がピクピク動いています。こんな時は、家内のうれしい時の表情です。
「珍しいこともあるんですね。スーパーのお弁当、いつもならエビフライが1本しか入っていないのに、今日は2本も入っていました。それで値段は同じ。安いからその弁当を買ってきちゃいました。今晩の食事はエビフライ弁当にします」。
「アレッ、新聞読んでいなかったのかなぁ。せっかく大事なところに赤線を引いて、その記事の箇所は赤鉛筆で真っ赤になっていたのに気がつかなかったのかなぁ」と僕は思いました。
「この記事を読んだら、今日からフライなるものは絶対に買ってこなくなるし、自分でも作らなくなるだろうなぁ。二度と大好きなエビフライは食べることはできなくなるだろうなぁ」と思って涙を流したものです。それがまた食べることができたのです。
嬉しさ半分、恐怖半分で大好きなエビフライを食べました。エビフライが胃の中に完全に収まったとき、僕は新聞記事のことを言いました。
あとはご想像にお任せします。家内の目がつりあがっていたことが強く印象に残りました。もちろん、家内の鼻のピクピクはありませんした。