植木剪定

今日の天気 曇り時々晴れ



















疲れたなぁ。
昨日と今日は我が家の庭の植木剪定。昨年までは市のシルバー人材センターに依頼してやってもらっていたのですが、毎年来ていた植木職人が「歳をとりすぎたから来年はもう来ません。どうぞ悪しからず」と言って来なくなってしまいました。そんなことで僕が今年からやるようになりました。
「歳をとりすぎた」植木職人さんは、僕より20歳も歳上ですから80幾つにもなります。80幾つにもなる職人さんを働かせて、年下の僕が家の中でノホホンとお茶を飲んでいるのは大変気が引けました。ですから、植木剪定が終わった時、後始末を手伝っていました。そんなこともあり、毎年12月の日曜日に剪定をお願いしていました。


暇で忙しい僕は、今年の12月は植木剪定で忙しくなりました。
「ツゲ」・「ヒイラギ」・「マキ」の剪定、今まで植木職人さんのやることを見ていましたので「簡単ジャー」と思いました。ところが実際にやってみますとうまく形が整いません。そういえば、職人さんが「植木の剪定はお供え餅のような形にすると一番格好が良い」と言っていたことを思い出し、それらしくやってみたのですがなかなか上手くいきません。
あっちが凹み、こっちが凹みでそれを直すのにあっち、こっち刈り込み過ぎて、とうとう枝そのものを切ってしまう羽目になりました。いやいや大変な作業です。そんなことなら「植木を全部切ってしまうほうが来年から楽するじゃないか」と一瞬脳裏をかすめたのですが、植木を全部切ってしまう手間のことを考えると我慢して今の作業を進めるのがまだ楽のようです。


泣きながら、剪定作業をしました。
形は「まっ、いいか」ということで目をつぶることにしました。お供え餅らしいのもあれば、とら刈りのようなものもありで、千差万別です。我が家の主人の性格が実に良く出ていて、見る人の心に残る植木の形です。「やればできるじゃないか」と誰もほめてくれませんが、自分ではよくやったと褒めておきました。
多分、家内は明日から人がいないのを見計らって外出するようになるだろうと思います。他人様は植木の形をみて噴出し、ついでに家内の顔を見たがるからです。「オトウサン、何とかしてよ」と言いにくるのは時間の問題です。「何とかしてよ」と言われても何とかする方法もなく、やはり植木全部を切ってしまう方法しか考えられないのです。言ってきたときは家内を全力で説得するつもりです。自信がありませんが。