ひまつぶし

今日の天気 雨時々曇り



いよいよ秋雨前線が活動する時期になりました。雨が降っています。それに昨日より涼しい。「ああ、もう秋」と外を見ながら大きなため息をつきました。午前10時間から2時間、手話の勉強をしてきました。この歳になって手話を覚えてどうするの、といつも自問自答しています。「ボケ防止」にと言っては主催しているところに大変申し訳なく、あまりにも自分勝手です。だからと言って、講習が終了したら手話でナニかお役に立つことがあるんだろうかとも思っているのですが、手話の初級程度では何の役に立ちそうにもありません。将来、「手話通訳」にと理想を高く持っても「この世に存在」する時間はあまりにも少ないのです。


真剣に考えても自分だけでは解決できない問題です。「まっ、結論は先で良いか」と自分なりで結論を出してお腹が空いてきましたので、近くの和風レストランに入りました。丁度昼食の時間で店内は混雑していました。安くて美味しい日替わりランチを注文して、もっと安くてボリュームのあるものがないかとメニューを広げました。そうしましたら「ウナギのひまつぶし」というものが目に入りました。「ナ〜ンダ。ウナギも暇なんだ。僕と同じじゃないか」とうれしくなりました。それにしてもウナギが暇つぶしをするはずがなく、どんな食べ物かとメニューの写真を見ました。それにはウナギが切ってあってご飯の上に美味しそうに乗っていました。「そうか。ウナギを一切れ、一切れ食べて暇な時間を潰していくんだ。僕にピッタリの食べ物。それにネーミングも実によろしい」と感心しました。次回来た時に絶対注文しようと心に誓いました。


食事が終わり、出口に向かいました。そこに大きなポスターが貼ってありました。ポスターには「皆様に大人気のウナギのひまつぶし」とありました。今度は大きな文字で書いてあります。「ひまつぶし」。そう読めたのです。「わかったよ、次回来た時に注文するからね」と再度心に誓い、ふと又ポスターをみたら「ウナギのひつまぶし」。いつも暇潰しのことを考えていましたので、つい「暇潰し」と読んでしまったようです。恐ろしいことですね。今度は「手話」もナニか影響がなければ良いがと思いました。いずれにしても「ウナギのひつまぶし」であろうが「ウナギの暇つぶし」であろうが次回は注文するからねとしつこいほど心に誓いました。


因みに「ウナギのひつまぶし」というのは
漢字では「櫃まぶし」と書きます。ひつまぶしとは、うなぎの蒲焼を1センチ幅ほどの短冊に刻んで、おひつの中に入れたご飯の上にまぶした名古屋の名物料理です。 とありました。