青大将君

今日は天気 曇り時々晴れ


いよいよ梅雨明けが秒読みの段階に入ってきたようです。今週の天気予報によれば晴れの日が続きそうです。そして20日が例年梅雨があける日です。一昨日も昨日も雨が降るなんて予報していましたが、ちっとも降らなかったので天気予報はあまり当てに出来ません。


さて、今日も蒸し暑い日です。朝から雲が出ていて雨が降るんだか、晴れるんだか分らない天気です。でも、風は少し涼しく感じます。このところ、毎日公園に行っています。いつも歩く道が少し濡れています。昨夜公園だけに雨が降ったようです。そういえば、天気予報で千葉県の降水確率は50パーセントだと言っていましたから、その雨が降る50パーセントに公園が含まれていて、雨が降らない残りの50パーセントに僕が住んでいる町内が含まれていたんだと素早く計算しました。今でもときたま夢を見てうなされるのですが、小学校に入学して以来、ず〜ッと算数は苦手なんです。そんな頭で計算し出した結果ですから天気予報以上に当たる確率は低いと思っています。


さて、「さて」と書いてから前文が長すぎてそろそろ眠くなってきたと思いますが、これからが本文です。公園を歩いていますといろいろな動物にあいます。ガチョウ・アヒルカルガモマガモなどは毎日会います。そろそろ飽きがきました。もちろん、向こう様も又か、という顔をしていますので僕と会うことが嫌だということはすぐ分ります。それに近頃、餌なる食べ物を持っていかないのでなお更嫌な顔をするのです。それでも動物たちの冷たい視線の中で僕は黙々と歩き続けます。


道が濡れているということは前文の中で言いました。ムシムシする天気だということも書きました。曇りだとも書きました。そうなんです。こんな環境の時は、会いたくないと思っているものに会うものなのです。道の真ん中を散歩しているある物がいました。青大将君です。今年に入って三度会いましたが、今までは知らん振りして通り過ぎました。今度はそうは行きません。青大将君は僕に気がついたようです。
青大将君「ヤ、お元気そうで何よりです。それにしてもお腹がでていますね。太り過ぎじゃないですか」。
「丸々太っている青大将君から言われたくないことばですね。太っているということばは一番嫌いなことばです。ですから毎日こうして公園を歩いているんですよ。それにしても身長は長いですね。どれほどありますか」
青大将君「身長は測ったことがありませんが1メートルは超えていますよ」
「それではサヨウナラ」


と、無愛想に挨拶して青大将君の傍を離れました。青大将君も僕に何かされるんじゃないかと身構えていましたし、僕は僕でオッカナビックリで話をしていましたので早くその場を立ち去りたかったのです。ホンの少しの間ですけど青大将君の顔を真正面から見たのは初めてです。凄く愛嬌のある顔でした。青大将君と会った記念に写真でもどうですかとオッカナビックリで話かけたのですが、「恥ずかしいから」と言って断られました。良かったです。実はここだけの話ですが、僕の手が震えていたのです。シャッターを押しても手振れでどうしようもない写真が出来上がったと思っています。写真の代わりに青大将君の肖像画を掲げます。もう、会いたくない動物の一つです。