高齢者の特典

今日天気 晴れ



今日は朝から晴れました。起きた時から眠くなり、食べるものを食べてから又一眠りしました。でも、起きたら又眠くなりましたので二眠りして見ました。それでも駄目です。どうしたのでしょうか。どこか具合の悪いところでもあるのでしょうか。歳をとってくると何かと余計なことを考えてしまいます。


先日高齢者の年齢になりましたので、高齢者の特典で何かないかと探していましたところ、早速市役所から封書が届きました。「やっぱり、高齢者に特典があるんだ。そのお知らせだな」と思い、胸を弾ませながら封をきりました。中から出てきたのは何だと思います?。まず、送り状が出てきました。「日ごろより、市福祉行政にご理解を賜り厚くお礼申し上げます」と書いてあります。「福祉行政」ってなんじゃい、意味がわからないものに「ご理解」をするわけがないじゃないかと心の中で叫びました。「そうか、国民の義務である納税を期日までキチンとお支払いしているので、そのお礼の言葉かも」と訳のわからない理由付けをして一応納得しておきました。


そして次の行に移りました。「さて、今月、65歳になるにあたり、介護保険の第1号被保険者となることから、被保険者証送付させていただきます」と来たもんだ。さらに「介護保険制度は、加齢などで介護を要する状態になっても、高齢者の選択により、できる限り自立した日常生活を送ることができるように、必要な介護サービスを総合的に提供する制度です」とご丁寧な説明まで書いてありました。「高齢者に対してご丁寧でご親切なご説明まことにありがとうございました」と、つい頭を下げてしまいました。その封書の中には「介護保険被保険者証」が入っていました。「そうか、これが高齢者の特典なんだ」と心からうれしくなり、暫くうれしさでむせび泣いていました。


この保険証、65歳の誕生月に送付しておくから「介護サービスが必要になるまで保管しておきなさい」ということのようです。紛失したら手続きが面倒なんでしょうね。「大切に保管」とも書かれています。大切にと言われてもどこに保管しておけばいいんだろう。あまり大切に保管して箪笥の奥深くしまいこんで「介護が必要なときに保険証のしまったところを思い出せ」と言われても思い出す自信がないなぁ。昨夜の晩御飯に何を食べたのかも思い出すことができないんだから。だからといって保険証をいつも目に入る壁に貼っておくこともできないでしょう。もうひとつ考えたのは「額」に入れて飾っておいたらどうだろうか。来客に私は介護保険の受給資格者ですと分かってもらえるんじゃないかなぁと、いろいろ悩んでいます。


[介護保険受給資格の年齢に達したから「保険証」を発行しますので、それを「要介護認定申請」時まで保管しておいてください]。
そうじゃなくて、介護が必用になっ時に保険証を発行すればいいじゃないですか。なんで今から交付しておく必要があるんですか。必要がないときでも他に利用する方法があるんですか。保管しておく手間ばかりかかるだけじゃないですか。そんなことを市役所に向かって叫びました。