別れの時期

梅二輪

今日の天気 晴れ。


今日は暑かったですね。公園の梅も満開に近く、沢山の人が梅を見に来ていました。
カメラマンも多く見受けられました。
梅のほかに水仙も満開です。


先日、6日の日に「春一番」が吹きました。昨年より11日遅いということです。
春一番が吹きますと、いよいよ別れの時期がきます。
卒業式があちらこちらで行われます。先生や友人との別れ。一緒に勉強した友人の中に二度と会わない人もいます。
中学の3年間、そして高校の3年間。人生で一番充実している時期のような気がします。
思い出も沢山残ります。


高校の卒業式当日の朝、雪が降っていました。
学校長から「皆勤賞」のアルバムを頂戴しました。3年間、無欠勤で勉学に励んだといえるようでしたら格好はよいのですが、ただ学校に行っていたというだけのことです。
卒業式が終ったときは、雪は止んでいて大変良い天気になりました。
在校生の拍手に送られて学校を出ました。
卒業してからもう半世紀になろうとしています。この卒業式のことが今でもくっきりと思い出すことが出来るのです。


卒業式の翌日、郷里を離れました。
駅には母親が見送りに来ていました。友人も見送りに来ていました。
父親は皆の前で涙を流すのが恥ずかしいといって家にいました。
その日も雪が降っていました。
見送りに来た友人とは、二度と会うことはありませんでした。
東京に出てきて、しばらくしてから友人がなくなったとの訃報が届きました。


高校時代のクラス会の知らせが届きました。もう忘れられているんじゃないかと思ったのですが、忘れていなかったようです。初めての出席です。
クラス会は暖かく迎えてくれました。大変お世話になった担任の先生はすでに亡くなっていました。