兄弟物語(その三)

少年野球大会3

今日の天気 晴れ。


今日も爽やかな一日でした。毎回同じようなことを書きますが、天気が良いと実に気分が晴れ晴れします。おにぎりを持ってどこかに出かけたくなります。


昨日の続きで、兄弟物語です。今日で完結します。
一郎君は地元の野球チームに入っています。小学4年生の時から野球を始めました。ポジションはセンターで、バッターは5番です。巨人軍の高橋由伸選手のファンです。
時々、ホームランを打って大活躍するときもあります。
学校が休みの土曜日、日曜日は練習が続きます。それでも喜んで練習に行きます。
一郎君が野球の練習に出かけると、兄弟喧嘩は一時お預けです。
一郎君がいないから次郎君は泣かされることがありません。末っ子の三郎君もとばっちりを受けないで済みます。


次郎君はお兄ちゃんの一郎君がいなくなると少し物足りなさを感じるようになりました。
そこで一郎君がやっている野球の練習を見に行きました。何回も見に行っているうち、自分も野球をやりたくなりました。小学一年生の時です。
監督は一郎君の弟ということでチームに入ることを特別に許してくれました。チームの中で小学一年生は次郎君一人だけです。
次郎君は負けず嫌いなこともあって、何とかして上手くなりたいと一郎君から野球を教わることが多くなりました。野球のことは「さすがお兄ちゃん」と尊敬しているようです。
巨人軍の二岡智宏選手が好きです。


いつもなら保育園が休みの時は「ラッキー」と言って喜んでいた三郎君は、二人のお兄ちゃんが野球の練習でいなくなるので寂しくなりました。
お母さんと一緒に練習を見に行くようになり、「僕も小学校に入ったら野球選手になるんだ」と言って、オモチャのバットを買ってもらいました。


その後、兄弟喧嘩はなくなったかというと、以前と全然変わりません。
相変わらず喧嘩は続いているようです。以前と違うのは喧嘩の道具にゴムボールが増えたことです。