老眼鏡

「やまゆり」

今日の天気 晴れ。


梅雨明けはもうすぐのようです。関東地方は梅雨の時期というものの、曇りが多かったのですが、雨の量は少ないようです。この夏、水不足にはならないことを願っています。
これから始まる子供たちの夏休み。プールで泳ぐのを楽しみにしていることでしょうね。


人間ドックでの検査項目の中に視力があります。今回の裸眼視力は右、左とも1.0で基準値0.7より上です。ですから遠くを見るには支障がなく、眼鏡は必要ありません。学生時代、眼鏡をかけている人は、大方、頭の良い人で勉強家であったような気がします。その時代、眼鏡をかけた人に憧れを抱いたこともありました。卒業してから40年余経ちますが、その間も学生時代と同じで、特に勉強もしないで過ごしてきましたので、視力は相変わらず基準値以上を維持し、今後も近視用の眼鏡はかけないで済みそうです。


「遠視用の眼鏡を下さい」と眼鏡屋に言いました。
新聞の文字、書類の文字、本の文字がぼやけて見えるのです。遠くのものがぼやけて見える時は近視、それならば近くのものがぼやけて見えるのは遠視ではないかと自分なりに判断して眼鏡屋に言ったのです。何で、遠くのものが見えないのが近視というのか未だに分かりません。遠視というなら分かるのですが。


目の検査が始まりました。「あ、これは老眼ですね」と眼鏡屋は言いました。40歳代で老眼はないでしょう。
「遠視じゃないんですか」
「イヤ、これは老眼です」と又、同じことを言いました。
でも、「遠視でも老眼でも良いや、これで憧れの眼鏡をかけられる。あの人は勉強して目を悪くしたんだ。頭が良さそうだ」と他の人から見られるかと思うとちょっと嬉しくなりました。
眼鏡屋は続けて言いました。
「老眼は歳をとってくると誰でもなります。心配いりません」と。又、又、ショックなお言葉です。40歳代で老眼鏡そして誰でもなるから心配は要らないと。眼鏡屋は慰めてくれたんでしょうけど、滅入るばかりでした。


今の老眼鏡、4個目です。なくてはならないものです。