「痴漢」騒ぎ

「キバナコスモス4」

今日の天気 晴れ。

今日は朝から晴れています。梅雨明けと思わせるほどの天気です。九州南部では梅雨が明けたようです。


昨日は早朝から出かけて、帰宅したのが遅くなってしまいました。帰宅時刻といつもの就寝時刻とが同じでしたので、就寝時刻に合わせて寝てしまいました。
疲れてしまって何もする気になれなかったのです。「自分に優しく、他人には厳しい」を信条としている僕としては、自分の体を考えて寝ることを優先させたのです。


昨日も電車を利用しました。数年前の若いときは専ら自動車を使いましたが、今は自動車を使うことがだんだん億劫になってきました。
電車は寝ることも出来ますし、新聞も読むことが出来ます。通勤時間帯を避けて電車に乗りますが、それでも電車は混んでいます。


混んでいる時、自分の手はどこに置いてよいか迷う時があります。余計な心配ごとですが、若い女性の近くに立っているときなどは特に慎重になります。電車の振動でつい自分の手が女性のお尻などに触れた場合「痴漢」騒ぎになるかも知れません。「いやらしいオジサン」と思われるのはいやですから、混んでいる電車に乗る場合はなるべく男性が多いところに移動します。


「何をするんですか」。その女性の声に驚きました。電車は立錐の余地も無く混んでいました。その声の主は中年の女性です。一瞬、「痴漢」と思いました。相手は中年でサラリーマン風の紳士です。その男性は女性に向かって言いました。「大変申し訳ありません。実は腰痛を患っていて、腰を動かしていないと痛みがひどく、ジッとしていられ無かったのです」と謝りました。その女性は言いました。「これは大変失礼しました。どうぞお大事になさってください」。


実に爽やかな感じがしました。お互い紳士、淑女だったのですね。
実はもう一つ心配ごとがあって、「大変申し訳ありません」とか「すみません」などの言葉。僕が会社に勤めていたときの常套句なんです。自分が悪くなくても、上司に、つい「申し訳ありませんでした・すみませんでした」など言って頭を下げていましたので、その癖が体にしみこんでいます。ですから、電車の中で女性から「このオジサンが私のお尻を触りました」と言われたら、咄嗟に「大変申し訳ありません」という言葉が出るのではないかと心配するのです。この言葉を発したら認めることになります。相手が淑女でしたら言い訳を聞いてくれるのでしょうが。慎重に、慎重に電車に乗ります。