「ラジカセ」

古い、古いカセットテープが出てきました。すっかり忘れていたテープです。カセットのラベルには録音の内容が書いてあります。子供がまだ小さい頃の声が録音されています。そのテープをダビングして子供に送ろうということになりました。
ダビングするには二台のテープデッキが必要です。ですが、二台目のデッキは我家にはありません。


そこで、子供に確認したところダビングが出来るカセットデッキを持っているとのこと。
それでテープを送るからそちらでダビングし、テープを送り返して欲しいと言いました。子供が快諾したのでテープを送ったのですが、待てど暮らせどテープが送られてきません。子供に催促したところ、デッキが故障してダビングが出来無いので、そのままほったらかしにしているとのこと。そのままではどうしょうも無いので、デッキを修理に出すからとデッキとテープを送ってもらいました。


修理に出す時は電源は入りました。それでラジオや音楽CDを聞くことが出来ました。修理が終るまで10日ほどかかるとのこと。修理を依頼して一週間して電話が掛かってきました。電源が入らないので見たところ、電源の基盤が腐食していて古いデッキなのでその部品は無く修理は出来ないとのこと。電源がはいらなければ、デッキの故障をなおすどころではありません。持って行った時は電源が入ったのに、1週間後は電源が入らない。とは納得できないと電機屋に言ったのですが、「無いものは無い」の一点張り。


結局、ダビングのできるカセットデッキを買う羽目になりました。このデッキの使用はこれが最初で最後です。今はラジカセの時代ではないですから。でも、まだ、ラジカセを使っている人もいるのですから、部品を交換できるようにしてもらいたいものです。
この子供の声を録音したテープ。高いものになり、益々貴重品となりました。