マガモの争い

秒速0.7メートルで走る「マガモ」

今日の天気 曇り時々晴れ。

風があって日陰に入ると涼しく感じました。でも、やはり夏の季節ですね。蒸し暑いです
九州各地で大雨の被害が拡大しています。雨はもう沢山です。早く梅雨前線がなくなることを祈っています。


風に吹かれながら公園を歩いてきました。袖ケ浦公園の「上池」周辺をぐるっと回ると約1.8kmありますが、その一部に池と道路の間に黒いフェンスがあります。危険ですから池に入ってはいけませんということです。
池側のほうには当然、「ガチョウ」・「アヒル」などがいます。そのほかに今年から何故か
マガモ」がいます。マガモは冬鳥ですからどこか寒い地方から渡って来たものと思いますが、春がきても立ち去る気配は無くそのまま住み着いているようです。
それとも公園のほかの池から人事異動となって来たのかも知れません。


で、黒いフェンスに添って歩いていると、後ろからマガモのメス一羽がバタバタと偏平な足で、秒速0.7メートルのスピードで追い越していきました。体を左右に揺さぶりながらバランスを取り、ズッコケないように走っていきました。マガモの真剣な走り方から何事が起きたのか思いました。


その先にはツガイのマガモがいました。そのメスを追いかけ始め、首を突っつき始めました。メス同士の戦いです。怖いですね。その時、ツガイのオスが攻撃をしてきたメスの首を突っつき助け舟をだしたのです。夫婦愛ですね。人間も見習うべきシーンです。そのまま見ぬふりをしてしまうわけにもいかず、黒いフェンスを思いっきり蹴っ飛ばしたら、マガモがびっくりして争いをやめてしまいました。それからどうなったか分かりません。


で、歩きながらマガモの争いの原因を考えたのですが、一つには「嫉妬」。
もう一つは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の類です。これを説明すると長々となってしまいますが、概略だけ説明します。現在、上池にはマガモが10羽います。ガチョウは11羽です。ガチョウは11羽で「ガチョウ友の会」という会を結成しています。非常に融和のとれた会です。
今年マガモが10羽そろいましたので、ガチョウと同じように組織を結成しようとしました。名称は「マガモ協同組合」です。ガチョウ友の会には絶対負けたくないと思ったのです。
当初マガモ全員の内諾を得ましたが、マガモ協同組合の設立総会の時、上記の2羽が夫婦となり協同組合の会員にはならないと宣言したのです。それで協同組合設立の件は白紙になりました。そのしこりが残ったまま現在に至っているのです。
たまたま、今日、そのツガイのメスと組合長になる予定だったメスが、遠く離れているにもかかわらず、目と目があったのでこの際だから決着をつけようとしたのではないかと思うのです。


で、上記の件をマガモの子孫である「アヒル」のツガイに聞いたら「両方」だと言ってました。このアヒルのツガイ、いつも静かに木陰で休んでいます。ガチョウにもマガモにも一切無関心を装っています。ガチョウにはいつも苛められているのですが。