昔のアルバム

トンボ

今日の天気 晴れ。
相変わらず暑い日が続いています。雨雲はどこかに行ってしまったようです。沖縄は梅雨が明けたようですが、北陸・東北地方はこれからが梅雨の季節です。


今日は朝からカンカン照りでしたので、公園を歩くのをやめました。まだ、6月だというのに真夏のような天気です。これからの7月、8月はこのような暑い日が続きます。カンカン照りだからと言って公園を歩くのを止めていたんでは、これからの二ヶ月どうするの、と自問自答しています。「そうだ。これからプールにしよう」というのが結論です。


時間が有り余ってしまいましたので、気になっていた写真の整理を始めました。アルバムを開くと懐かしい写真が沢山出てきました。40年前の写真です。すっかり忘れていました。
自分もそうですが、家内も体型がすっかり変わってしまった。今の体型から40年前の写真を見ると別人のようです。若かった。


家内の写真に没頭している時、家内が部屋に入ってきました。僕はびっくりして慌ててアルバムを閉じてしまいました。何故、このような行動をしてしまったのでしょう。自分の気持にヤマシイことがあったのでしょうか。
家内は僕が慌ててアルバムを閉じたのを見て怪しんだようです。すぐ、アルバムを見せなさいと言いました。僕はすでに平静に戻っていましたので、すぐアルバムを渡しました。


「誰、これ」と家内は言いました。自分の若いときの写真を見て「誰、これ」はないでしょうが。きっと、僕の昔の恋人の写真でも見ていたと思ったのでしょうね。混乱しています。
「自分の40年前の写真だよ」と言ってやりました。そうすると「綺麗だったのね」とノタマイマシタ。今の自分の姿から40年前の姿を思い出すには無理があったようですし、40年という年月は無惨にも過去の思い出を忘れさせたようです。


このアルバムを見るのは30数年ぶりのような気がします。このアルバムの存在さえ忘れていました。今、こうしてアルバムを見ますと、昔、昔のお話のような気がします。両親も健在でした。徹夜で仕事をしても大丈夫でした。
アレから40年。両親も亡くなり、体力もなくなりました。それに記憶力もなくなりました。
そして、昔、昔の話をするようになりました。それにしても自分の若いときの姿を写真をみても思い出すことが出来なくなるなんて。
二人は今、お互いに「補完」しあう年齢になってしまいました。